ここに来て、新型コロナウイルスの感染者は劇的に減少している。ワクチン接種率が7割を超え、集団免疫を達成した為との見方がある一方、今なお死亡者が後を絶たないのも事実。勿論、予断を許さない。 かく言う私は、既にワクチン接種(ファイザー)の2回目も終えている。因みに私の友人・知人には接種を拒否する者は誰一人おらず、危険性を煽る風評に惑わされたり、疑念や不安を抱く事もなく、リスクよりも効果の方を選択したと思われる。 それでもモデルナを含めると、発熱や倦怠感等、所謂副反応が出たという話も幾つか耳にしたが、幸い私自身は若干腕が痛む程度で事なきを得た。 ところで、「ワクチン」という言葉で思い出深いのは、私がやんごとなきご幼少の砌「生ワクチン」と呼ばれていた白い液体。これは注射ではなくコーヒースプーンに注がれたものを服用する。 「あれはきっと恐ろしく苦いか、途轍もなく変な味に違いない」。多くの同年代の者達