NECはこのたび、電子機器の消費電力の測定と、電力管理システムへの情報送信を、外部電源や電池などからの電力供給なしで実現する小型センサを開発しました。 外部などからの供給なしで電力を得るには、周囲の環境に存在するエネルギーを電気に変換するエネルギーハーベスト(注)という手法が有効です。電子機器では、電力線の周囲に発生する磁場を電力に変換し動作電源として利用する方法がありますが、回収できる電力が1mW程度と限られており、消費電力を計測するセンサの動作は困難でした。 このたび開発したセンサは、独自の回路設計により、機器の消費電力の計測とデータ送信を、1mW以下の動作電力で実現します。本センサを電子機器に搭載することで、外部電源や電池などを利用することなく、電子機器の消費電力を可視化できます。また、データ送信用の無線装置などが不要なため、小型で管理が容易なセンサを実現します。 本センサの特長は以