協会が介在して移籍の手続きを円滑に進めることで、海外挑戦を活発にし、11年の女子W杯ドイツ大会優勝を目指す女子日本代表(なでしこジャパン)の強化につなげる狙いだ。 関係者によると、08年の北京五輪4位を機に、日本選手に海外からオファーが相次ぎ、今冬も、1日の全日本女子選手権決勝に出場する北京五輪組のFW大野忍(25)、FW永里優季(22)(ともに日テレ)にドイツのクラブが獲得を打診。永里優は近く渡欧する予定だ。MF沢穂希(31)(同)ら3人も米女子プロリーグ(WPS)2季目が始まる今春、それぞれ米国のチームに復帰する見通し。 一方、国内チームの多くは移籍交渉のノウハウを持たず、協会の野田朱美特任理事は「トラブルが起きる前にサッカー界全体でフォローすべきだ」と指摘する。 早ければ14日の協会理事会で具体策を話し合う。トップクラスを「強化指定選手」とし、海外からオファーを受けた場合、協会が交渉