◇観客呼んだ「スタンプ」 59年の時を経て今春復活した女子プロ野球。京都、兵庫の2球団に分かれてリーグ戦を行うが、平均1300人の観客を集め、順調な滑り出しを見せる。そのスタートダッシュを下支えしたのは京都市が音頭を取って実現した、リーグの枠を超えた「フリー(無料)の輪」だ。 4月から5月にかけて、京都市と市体育協会は市内の三つのプロスポーツチームを応援するスタンプラリーを実施した。対象は京都アストドリームス(女子プロ野球)、京都サンガFC(Jリーグ1部)、京都ハンナリーズ(bjリーグ)の各4~5試合で、5万枚の台紙が配られた。いずれかの試合を観戦してスタンプを一つ集めると別チームの1試合が半額になり、スタンプ二つで3チーム目の1試合が無料になる。さらに3チーム目の観戦時に窓口で市交通局発行のカード乗車券を提示すると、チームグッズなどの記念品がプレゼントされる。記念品や半額・無料招待の費用