いつか福島に戻ってきてくなんしょ 地元2紙福岡の図書館へ 2012年10月14日 01:25 カテゴリー:社会 九州 > 福岡 福岡市総合図書館に届いた「福島民報」に目を通す福島県人会の浅野雄さん=福岡市早良区 東日本大震災で福島県から避難してきた人たちのため、福岡市の図書館に今年3月まで届けられていた福島の地方紙が、同市に避難していた女性の願いを受けて再び届くようになった。福島県が無料送付に応じたもので「地元紙で故郷とつながりさぁ持ち続け、いつか福島に戻ってきてくなんしょ」(県避難者支援課)と新聞の力に復興への思いを託す。 「図書館から福島の新聞さぁなくなった。寂しい」。福島県人会世話人の浅野雄(たけし)さん(67)=同市早良区=は6月、福島市から避難中の30代女性から相談を受けた。 女性は震災直後、幼稚園児だった長女らと福岡市に避難。市総合図書館(同区)で長女と一緒に故郷の新聞を読