佐村河内守さんに「市民の歌」の作曲を依頼した福島県本宮市は、先月届いたばかりの曲を使わないことを6日までに決めた。今後、別の作曲家への依頼などを検討するという。 同市は昨年4月に市民の歌の制作準備を開始。歌詞の公募などを経た後、「震災の被災地を支援する姿勢がある」として佐村河内さんに作曲を求めた。同市の青年会議所が企画した1997年公開の映画のテーマ曲を担当した縁もあったという。 今年3月11日、市内で予定している追悼式典でお披露目するはずだった。市の担当者は「よい方が作曲してくれて喜んでいた。あまりのことに驚いている」と話す。