トルコ・イスタンブールで17日に行われたトルコ対ギリシャのサッカーの試合前、パリの同時多発テロ犠牲者への黙禱(もくとう)が行われた際、トルコのサポーターがブーイングを浴びせたことがネットなどで批判されている。ブーイングの狙いは定かではないが、トルコ代表監督は試合後、「我々のイメージを悪くした」と述べ、サポーターに猛省を促した。 トルコ紙ヒュリエットなどによると、試合はトルコのダウトオール首相と、トルコを訪問していたギリシャのチプラス首相がともに観戦。開始前、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した13日夜のテロ事件の犠牲者を悼んで黙禱が捧げられた。 ところが、トルコのサポーターからは「ブー」という声や口笛がやまなかった。AFP通信はスタジアムにいた同社カメラマンの話として、トルコのサポーターが試合中、アラビア語で「神は偉大なり」を意味する「アラー・アクバル」を連呼したと伝えた。
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