—死の灰をあびたロンゲラップ島をはじめて訪れて 日本原水協は、マーシャル諸島に2001年1月7日から19日まで、ロンゲラップ島民との連帯・交流代表団を派遣しました。代表団は、現在放射能汚染除去作業が進むロンゲラップ環礁ロンゲラップ島を初めて視察し、汚染除去の問題点をさぐりました。首都のマジュロでは、島民への支援の一環であるロンゲラップ平和記念館(仮称)建設計画の旗揚げをし、新たにビキニなど被害環礁指導部との懇談。メジャットでのロンゲラップ島民への健康相談、被ばくの聞きとりなど、支援・連帯の活動をくり広げました。 文=土田弥生・日本原水協国際部 ロンゲラップ マーシャル諸島の1月の海は荒く、風は強い。クワジェリン環礁のイバイ島から出発し、船におおいかぶさるような高い波に立ち向かって進み、はげしく揺られること18時間。代表団は、1954年3月1日の水爆実験で死の灰を浴びたロンゲラップ環礁をめざ