2014年10月29日06:00 カテゴリドイツ フーリガン対サラフィストの戦い ドイツのケルン市で26日、約4000人のフーリガンがイスラム過激主義者サラフィスト・グループに抗議するデモを行った。フーリガンは警備する警察隊に向かって石やビンを投げるなど、一部暴動化した。警察当局の発表では、44人の警察官がケガをし、20人以上のデモ参加者が逮捕された。 フーリガンたちは今月初め、マンハイムやエッセンで反サラフィストデモを行ったが、いずれも小規模に終わった。ケルンのデモでは、フェイスブックなどSNS(ソーシャルネットワーク)を通じてデモの参加を呼び掛けていた。彼らは「次回のデモはベルリンだ」と表明しているという。 フーリガンのデモの背後には、国内でサラフィストが増加し、国民の間で警戒心が高まってきていることがある。ちなみに、ハンス・ゲオルグ・マーセン独連邦憲法擁護庁局長は、「国内に約6300