消防本部で救急隊員を殴って軽傷を負わせたとして、大阪府警貝塚署は4日、公務執行妨害と傷害容疑で同府貝塚市の空手道場経営の男(50)を逮捕した。「救急車を要請してもなかなか来なくて腹がたって殴った」と容疑を認めている。 逮捕容疑は4日午前3時半ごろ、貝塚市鳥羽の同市消防本部で、男性救急隊員(43)の右ほおを3回殴り、全治約5日間の軽傷を負わせたとしている。 同署と消防本部によると、男は同日午前3時25分ごろ、「家族の女性が体調不良」と119番。救急隊員が通報を受けて出動の準備をしていたところ、男が通報から数分後に女性を車に乗せて消防本部を訪れ、「なんで早くけえへんねん」と隊員を殴ったという。 体調不良の女性は病院に搬送されて治療を受けたが、大きなけがなどはなく、入院の必要はなかったという。
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