昨年までに上位機種の「PMA-2000RE」や下位機種「PMA-390RE」が先行して「RE」に進化する中、今年の春くらいからネット上で「そろそろ“1500RE”が登場するはず」という期待の書き込みが増えていたという。 興味深いのは、フォルクスワーゲン“ゴルフ”やトヨタ“カローラ”の毎世代を飽きずに乗り続けるユーザーがいるように、DCD-1650REやPMA-2000REへのグレードアップを潔しとせず、「1500RE」をじっと待つユーザーが多くいるという事実である。筆者はここに、日本のオーディオ市場の健全さを見る思いがする。また、こうしたホンモノの定番を持っているメーカーは強い。 前回お伝えしたSACDプレーヤーのDCD-1500RE(関連記事)に続き、今回はプリメインアンプPMA-1500REをレビューする。気になるその進化について詳解していこう。 ■PMA-2000REで実現した技術を