差分符号化(さぶんふごうか、英: Delta encoding)とは、データの格納や転送を完全なファイルとしてではなく、シーケンシャルなデータの差分の形式で行う方式である。特に変更履歴の保存を目的とする場合(ソフトウェアプロジェクトなど)、差分符号化は差分圧縮(英: Delta compression)とも呼ばれる。デルタ符号化、デルタ圧縮とも呼ばれるが、デルタ符号とは異なる。 概要[編集] 例えばUNIXのファイル比較ユーティリティである diff などで「差分」または「デルタ」を作成し、個別にファイルとして記録する。差分は一般に元のファイルよりも小さいので、差分符号化によってデータの冗長性を大幅に削減できる。一連の差分ファイルの方が各バージョンのそのままのファイル群よりも大幅に記録容量が節約できる。 論理的観点から言えば、2つのデータの差分があれば、一方のデータからもう一方のデータを得