「 Javaナイトセミナー(Vol.3)」で宿題(?)だった「AOPの適用」について,僕なりの意見を以下に述べようと思う。 AOPはトランザクションやロギング,ベースとなる機構で必要な前処理などを適用することが代表例なのは揺るぎのない事実だろう。そして,AOPのこれらの処理に対する適用は,プログラマからテクニカルで毎度毎度のお決まりコーディングを削減することができ,さらに継承やTemplateパターンなどを駆使することなく前処理を実行できるため,対象のクラスを汚す必要がない(何らかのクラスを継承しなくて済むなど)という利点をもたらしてくれる。 しかし,業務的に必要な前処理や共通的な処理の実行にAOPを使用すると,本来業務処理をコーディングするプログラマはAOPに関する知識を必要としなくて済むはずなのに,業務処理の記述に比較的難解な技術となるAOPを覚えてもらうことになる。敷居が高くなるだけ