パナソニックが3日発表した09年4〜6月期連結決算は、売上高が前年同期比25.9%減の1兆5954億円、営業損益は201億円の赤字(前年同期は1095億円の黒字)、純損益は529億円の赤字(同730億円の黒字)だった。研究開発費や人件費の削減を進めたため、営業損益の赤字は1〜3月期の1816億円から縮小した。 1〜3月期と比べると、売上高は横ばいだったが、合理化や人件費・研究開発費などの削減の効果があった。分野別では薄型テレビやデジタルカメラなどを扱う「デジタルAVCネットワーク部門」、白物家電の「アプライアンス部門」を中心に回復した。 薄型テレビの販売は、欧州では低迷したが、日本国内ではエコポイントの効果で増えた。4〜6月の販売台数(パネル外販込み)は前年同期比33%増の294万台。「年間1550万台の販売計画に対し、期初の見通し通り推移している」(上野山実取締役)という。 同日、