米 入植活動凍結の説得断念 12月8日 14時55分 中東和平交渉を仲介するアメリカは、イスラエルに対する占領地での入植活動の凍結の説得を断念したことを明らかにし、パレスチナが交渉再開の条件としてきた入植活動の凍結が難しくなったことで、交渉が暗礁に乗り上げるのは必至の情勢です。 中東和平交渉は、ことし9月、アメリカの仲介で1年8か月ぶりに直接交渉が再開したものの、イスラエルが占領地での入植活動を再開したことにパレスチナ側が強く反発し難航しています。これについて、アメリカ国務省のクローリー次官補は7日、「われわれは継続的な交渉を再開させるため入植活動の凍結を求めてきたが、この要求が双方の和平合意にはつながらないと結論づけた」と述べ、イスラエルに対する説得を断念したことを明らかにしました。クローリー次官補は「アメリカの方針に変わりはなく、方法を変えるだけだ」と述べ、双方への働きかけを続けると強