遠隔操作できるウイルスに感染したパソコンが悪用され、犯行を予告する書き込みをした疑いなどで逮捕された男性らが相次いで釈放された事件。真犯人を思わせる人物から、犯行声明とみられるメールが東京の弁護士と民放に送りつけられていたことが、15日、明らかになりました。 新たな事件の展開に捜査当局はどう対処しようとしているのか、捜査の課題はどこにあるのか、社会部の宮脇麻樹記者が解説します。 問題の事件とは 一連の問題が明らかになったのは今月7日。大阪市のホームページに無差別殺人を予告する書き込みをしたとして逮捕・起訴された大阪の男性を、大阪地方検察庁が釈放していたことが分かったというNHKのスクープからでした。 釈放の理由は、男性のパソコンに特殊なウイルスが感染し、第三者が遠隔操作して書き込める状態になっていたことが分かり、事件と無関係の可能性が出てきたためでした。 その後、爆破を予告する書き込