市の中心部にそびえたつ松山城。賤ヶ岳(しずがたけ)の合戦で有名な七本槍の1人、加藤嘉明が築城に着手した 愛媛県の県庁所在地である松山市は、人口51万人を擁する四国最大の都市として知られる。四国といっても羽田から飛行機で約90分、大阪からなら約50分足らずだ。実際に訪れてみるとよく分かることだが、地方都市としては珍しく空港から市内中心部まで近距離にあり、バスで15分と地の利が大変良い。 市の玄関口であるJR松山駅からは、市内電車(路面電車)が走る。電車に乗ると、すぐに市のランドマークである 松山城 が見えてくる。この路線は城下をぐるりと環状に回っており、お堀端には行政を司る市役所と県庁が仲良く並ぶ。また路面電車からは、商業施設が充実している伊予鉄・松山市駅方面にも乗り換えられる。 3000年もの歴史を誇り、神々も癒したと言われる日本最古の名湯・ 道後温泉 も、路面電車に揺られ10分ほどでたど
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