奈良市の平城宮跡から出土した8世紀の木簡に、ペルシャ人とみられる人物が役人として働いていたことを示す記述があることがわかりました。調査した奈良文化財研究所は「平城京が国際色豊かな都だったことを示す、貴重な資料だ」としています。 奈良文化財研究所によりますと、50年前の発掘調査で見つかった木簡を、ことし、赤外線を使って調べたところ、「破斯清通」(はし・きよみち)という人名が記されていることがわかりました。 「破斯」という名字は、ペルシャを意味する漢字「波斯」と読み方が同じことから、木簡に記された人物はペルシャ人とみられるということです。 また、この木簡は役人を養成する役所、「大学寮」の宿直勤務の記録だったことから、この人物が平城京の役人だったこともわかったということです。 古代の歴史書「続日本紀」には、736年、遣唐使が連れ帰ったペルシャ人が聖武天皇と面会し、その後、位を授けられたという記述
強い台風18号は速度を上げながら日本海を北東へ進んでいて、5日夜遅くから6日の明け方にかけて北陸や東北にかなり近づく見込みです。気象庁は、台風の進路にあたる日本海側の地域を中心に暴風や高波などに警戒するよう呼びかけています。 台風の接近に伴って西日本で風が強まっていて、午前9時すぎに長崎県対馬市厳原で39.2メートル、午前11時すぎに愛媛県伊方町で30.5メートルの最大瞬間風速を観測しました。 台風はこのあとさらに速度を上げて日本海を東へ進み、5日夜遅くから6日の明け方にかけて北陸や東北にかなり近づくと見込みです。 このため、西日本の日本海側では5日夜遅くにかけて、北陸では5日の夕方から6日明け方にかけて沿岸を中心に非常に強い風が吹く見込みです。 6日にかけての最大風速は、九州北部で35メートル、中国地方で30メートル、北陸で28メートル、近畿で25メートと予想され、最大瞬間風速は35メー
政府が検討している対露経済協力について、ロシア側がシベリア鉄道を延伸し、サハリンから北海道までをつなぐ大陸横断鉄道の建設を求めていることが2日、分かった。ロシアは要望の「目玉」として、日露の物流のみならず観光など人的交流の活発化を期待。一方、日本側もロシアの生活の質向上や、資源収入に頼る産業の多角化につながる協力策の原案をまとめており、ロシア側要望への対応を精査している。 シベリア鉄道の延伸は、アジア大陸からサハリン(樺太)間の間宮海峡(約7キロ)と、サハリンから北海道・稚内間の宗谷海峡(約42キロ)に橋またはトンネルを建設する構想だ。実現すれば、日本からロシアの首都モスクワを経て欧州を陸路で結ぶ新たなルートを構築でき、プーチン大統領もかつて「シベリア鉄道を日本の貨物で満載することにつながる」と期待感を示したという。 併せて、モスクワの東約800キロにあるカザンからウラジオストクまでのシベ
台風18号は、昼すぎにかけて九州の北の対馬海峡付近を、その後、6日にかけて日本海を東寄りに進むと予想されています。九州北部や山陰の沿岸を中心に暴風や高波に警戒が必要なほか、九州や四国、北陸などでは大気の状態が不安定になるため局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、低い土地の浸水や土砂災害にも警戒が必要です。 台風の接近に伴って九州北部では風が強まっていて、最大瞬間風速は午前4時10分ごろに長崎県上五島空港で32.9メートルを観測しました。また、台風の影響で九州を中心に大気の状態が不安定になっていて、大分市では午前5時半までの1時間に31ミリの激しい雨を観測しました。 台風は進路を次第に東寄りに変え、昼すぎにかけて対馬海峡付近を、その後、日本海を東寄りに進み、5日夜遅くから6日の明け方にかけて北陸や東北に近づくと予想されています。このため、西日本の日本海側の沿岸を中心に非常に強い風が吹き、
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