先月の豪雨で、広島県呉市安浦町では住宅の浸水被害が相次ぎましたが、上流のダムで緊急放流が行われた際、規定量を超える水が放流されていたことがわかりました。ダムを管理する広島県は、下流の浸水被害との関連性はまだ分かっていないとしながらも詳しい経緯を調べることにしています。 広島県によりますと、地区の上流にある野呂川ダムでは、先月6日の午後11時50分に満水になって決壊するおそれがあるとして緊急放流が行われましたが、その際、規定の量を超える水が放流されていたことがわかりました。 緊急放流は、流入量と同じ量を放流するよう要領で定められていますが、野呂川ダムでは、流入量を上回る放水が、翌日にかけて、延べ8時間行われていました。 最も多い時では75トン超えていて、ダムに隣接する事務所で放流量を調節していた担当者が、ルールと異なる操作をしたことが原因だとしています。 また、下流の安浦町での住宅の浸水被害
鳥取市にある弥生時代の遺跡で見つかったおよそ40点の人骨のDNAを最新の手法で分析する調査を、国立科学博物館や国立歴史民俗博物館などが始めました。まとまった数の弥生人のDNA分析を詳細に行うのは初めてで、研究グループは「調査を通じて日本人の起源に迫りたい」としています。 調査では、保存状態のよい頭の骨や歯からわずかな量のサンプルを採取してDNAを抽出し、遺伝情報を分析したうえで、弥生人どうしの血縁や髪の毛や目の色といった身体的な特徴などを明らかにする予定です。 まとまった数の弥生人のDNA分析が詳細に行われるのは初めてで、研究グループは、稲作などの新たな文化を携えて大陸から渡来した人たちが日本列島でどのように広がり、今の日本人につながるのか、解明したいとしています。 国立科学博物館の篠田謙一副館長は「DNAの分析技術の進歩で、かなりの遺伝情報を得ることができると期待している。今回の調査を通
日本を訪れる外国人旅行者の宿泊場所の受け皿と期待された「民泊」の届け出が伸び悩んでいる中、車の中で寝泊まりできるキャンピングカーを使った観光が人気を集めています。 しかし、外国人旅行者の宿泊場所の受け皿と期待された「民泊」の届け出は、先月13日の時点で5800件余りと伸び悩んでいます。 こうした中、外国人旅行者の注目を集めているのが、車の中で寝泊まりできるキャンピングカーです。 国内大手のキャンピングカーレンタル会社「レヴォレーター」によりますと、ことし6月までの半年間で外国人からの問い合わせは157件と、去年の同じ時期の5倍に増えているということです。実際に受けた予約も24件と、去年の4倍に上っています。 また、アメリカのキャンピングカーレンタル会社「エルモンテRVジャパン」は、去年6月から日本国内での営業を始めました。 日本での売り上げの60%が外国人客で、ヨーロッパのほか、台湾や香港
京都大学の高橋淳教授らは30日、iPS細胞からつくった神経細胞を難病のパーキンソン病患者の脳に移植する医師主導の臨床試験(治験)を8月1日から始めると発表した。iPS細胞の医療応用で保険適用を見据えた治験は国内初で、2022年にも新しい治療法として国に承認を申請する。脳という複雑な臓器への挑戦はiPS細胞を使う再生医療の大きな試金石となる。iPSの再生医療では、理化学研究所などが加齢黄斑変性と
厚生労働省は2018年4月から初期臨床研修を開始した医師について、地域枠で入学し臨床研修中に従事要件があるにもかかわらず、当該府県での研修を行わずに他地域の病院で現在研修している医師が9人いることを7月26日明らかにした。臨床研修中に従事要件のある地域枠は764人で、国試不合格者1人を含めると1.3%が地域枠を離脱したことになる。これまでも地域枠の研修医が、本来研修すべき場所ではない地域で勤務し
森ビルは1日、東京都心に走らせるワンボックス車に社員が相乗りして移動する実証実験を始めたと発表した。米ライドシェア大手のヴィアが予約・運行システムを提供する。日本では一般車両での有償の相乗りは原則禁止だが、森ビルが料金を負担して社員が無料で乗れるようにしたことで実験が可能になった。ヴィアは利用状況のデータを集め、国内での事業展開を検討する。実験は「オンデマンド型シャトルサービス」と題して、森ビ
熱中症による搬送が相次いだ先月休み無く出動を繰り返す救急隊員が、救急車でコンビニエンスストアに立ち寄ることについて、名古屋市消防局が、ツイッターで理解を求めたのに対し、ネット上では、「応援している」など好意的な反応が相次いでいます。 こうしたなか名古屋市消防局は、先月26日ツイッターに、「救急車でコンビニ等に立ち寄り飲料水等を購入する場合があります。その際も出動態勢は維持していますので、ご理解をお願いします」などと投稿しました。 これに対しネット上では、「気にせずにコンビニに寄って熱中症対策をしてほしい」とか「応援しています」などの好意的なメッセージが寄せられたほか、リツイートも6万回を超えました。 名古屋市消防局は「クレームがあったわけではないが、ツイートしたことで救急隊が休み無く出動を繰り返している現状が伝わったのがよかった」としています。
西日本豪雨の影響で橋が流された高知自動車道は、完全な復旧にはこれから1年以上かかるという見通しが明らかになりました。 この影響で現在も愛媛県の新宮インターチェンジと大豊インターチェンジの間のおよそ8キロの区間ではこれまで下り線として利用されていた2車線を使って対面通行が行われています。 ネクスコ西日本四国支社の後藤貞洋支社長は1日の記者会見で高知自動車道の完全な復旧には橋を架け直すのに時間がかかることなどから少なくとも1年以上かかるという見通しを明らかにしました。 また近く、学識経験者を含めた委員会を立ち上げ、崩落したのり面や残った橋脚の安全性を調べたうえで、復旧の具体的な方法を検討することにしています。 後藤支社長は「高知自動車道の重要性は実感している。一日でも早く復旧できるようにしたい」と話しています。 先月の記録的な豪雨の影響で高知自動車道は道路脇の斜面が崩れ、高知県大豊町にある上り
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