総合スーパー大手「イオン」の業績が芳しくない。2015年2月期の連結売上高が国内小売業では初となる7兆円を達成した反面で、営業利益や経常利益といった利益面では、2012年2月期以降、減少が続いている。2012年2月期の連結営業利益は1986億円だったが、2015年2月期では連結営業利益1413億円と3割も減少。利益の減少に歯止めが利いていない。 イオン銀行を筆頭にする総合金融事業や、「ツルハドラッグ」「ウエルシア」といったドラッグ・ファーマシー事業は非常に好調だが、本業の総合スーパー(GMS)事業の営業利益が前期と比べて366億円も減少してしまったため、落ち込みをカバーできなかった様子だ。 このままイオンは浮上出来ないのか。総合スーパー事業不振の理由を今回は探った。 規模拡大がメリットにならない時代に 営業赤字に陥った主な要因としてイオンが挙げているのは昨年4月の消費税率の引き上げや物価上
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