新型コロナ感染者が195万人、死者数が11万を超えるアメリカ。生活はどう変わったのか。『SWAT シーズン3』など海外ドラマ・映画に出演する俳優であり、250年の歴史を持つオークションハウス・クリスティーズ社の日本の不動産部門社長も務めるサニー齋藤がコロナ禍のロサンゼルスで見たこと、感じたことを綴る。 アメリカへの大打撃 カリフォルニア州がロックダウンされる寸前にロスに戻って来てから2ヵ月以上が過ぎた。世界が一変してから半年以上経った今、全世界のコロナ感染者数は700万人超、アメリカはその約4分の1を占めている。 3万ドル近くまで上昇していたダウ平均も3月には8000ドルも下落、全米の死者数が11万人を超えた今、経済的根拠のない動向でまたダウ平均は27,500ドル台まで急回復している。 3〜4月の小売販売は例年に比べ18%減、第1四半期のGDPも4.8%減。これに