書籍における原版とリプリント版について、印刷史・活字史の上から興味深い例を書いてみようと思う。 リプリント版が著者あるいは版元に断りもなく作られたのであれば、本展示のテーマである「真」と「偽」の関係は成り立つ。しかしこれから述べる三例のうち二例は間違いなく無許可でありながら、どうも「真」と「偽」と言うにはためらいが残るのである。 国交もなく行くこともかなわぬ遥か遠い国で刊行された書籍を、原版と同じに見えるように作る努力がなされたとき、「リプリント版」が「原版」を超えるほどのタイポグラフィックな美しさを見せる場合もありうる。現在の複写技術を使って簡単にリプリント版を作るのとは訳が違うのである。そこには職人あるいは技術者の真摯な営為に加えて、その時代の先端技術を応用して製作したとき、原版に対するリプリント版を、別種の「原版(オリジナル)」とみなしたいという欲求にかられる。「原版」が間違
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