日本でも4月4日に発表になったマイクロソフトの“Origamiプロジェクト”こと「Ultra-Mobile PC(UMPC)」。 マイクロソフトが発表する久々の新カテゴリーの製品、しかも日本人好みの小型のモバイル機器--日本市場を湧かせる要素を揃えながら、マイクロソフト自身の姿勢はきわめて慎重だった。「モバイル製品に最も厳しい目を持つ日本で、さまざまなフィードバックを受けたい。そして、その成果を今後の製品に反映したい」という言葉が繰り返し語られ、逆に華々しい販売目標といったことは一切語られなかった。マイクロソフトはなぜここまで謙虚な姿勢を見せるのか。 ●最新スペックよりも手頃な価格を優先 日本でUMPCを担当するするWindows本部ビジネスWindows製品部 飯島圭一シニアプロダクトマネージャは、タブレットPCの担当者でもある。2005年には、Tablet PCの話題でこの連載にも登場