ブックマーク / yashoku.hatenablog.com (3)

  • 焼き芋はどこまで甘くなるのか?―低温加熱による限界への挑戦 - 夜食日記

    スーパーの入口付近などで「焼き芋」が売られているのをよく目にしますが、今巷でちょっとした「焼き芋ブーム」なのだそうです。私も買いたいと思う時に限って、だいたい売れ切れています。 サツマイモは、「蒸し芋」よりも「石焼き芋」にした方がおいしいのは自明のこと。 石で焼いた芋が蒸した芋よりおいしく感じる要因の一つは、サツマイモ内のβ-アミラーゼという酵素がより働くことで、デンプンが分解され、麦芽糖などの甘い成分が生成するからです。 β-アミラーゼが一番活発に働く温度は約70℃であることがわかっています。石焼き芋の場合、その温度帯を長い時間かけて通り過ぎるため、酵素がより働き、甘味が増すというメカニズムです。 ここである一つの仮説が浮かびあがります。β-アミラーゼが働く低温加熱をずっと続けたらサツマイモはどうなるのか? 究極の甘さを持った焼き芋ができるんじゃないの?と。 ということで、生のサツマイモ

    焼き芋はどこまで甘くなるのか?―低温加熱による限界への挑戦 - 夜食日記
    symbioticworm
    symbioticworm 2015/10/27
    ねっとり。
  • アイスクリームの分子構造 〜“間隙”のおいしさ〜 - 夜食日記

    アイスクリームは年中美味しいですが、最近特においしい季節になってきました。 アイスクリームのおいしさは、なんといってもその「舌触り」が重要です。とろける「滑らかさ」は、アイスクリームに欠かせない魅力の一つです。 そのカギを握っているのが、アイスクリーム中の 空気 乳脂肪 氷結晶 の三点です。 アイスクリームの分子構造からアイスクリームのおいしさの秘密を考えてみます。まずは、空気の役割から。 アイスクリームは、原料である生クリームや砂糖を合わせた「ミックス」を凍らせて作りますが、その製造過程で空気を“巻き込んで”その体積が増えます。その空気の混入量の度合いは「オーバーラン」と呼ばれています。計算式は次のようになります。 オーバーラン(%)=[(ミックスの重量)ー(同体積のアイスクリームの重量)]÷(同体積のアイスクリームの重量)×100 例えば、容量が200 mlで、ミックスの比重が1.10

    アイスクリームの分子構造 〜“間隙”のおいしさ〜 - 夜食日記
  • 英国人が書いたこの本は「和食のバイブル」になるのではないか? - 夜食日記

    『英国一家、日べる』というの感想を以前書きましたが*1、その第二弾の『英国一家、ますます日べる』、先ほど一気に読み終えました。 英国一家、ますます日べる (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ) 作者: マイケル・ブース,寺西のぶ子 出版社/メーカー: 亜紀書房 発売日: 2014/05/17 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る こ、こりゃまた、すごいですね。前作と合わせると、ルース・ベネディクト氏の『菊と刀』に匹敵する作品ではないでしょうか。関係に携わっている人なら必読でしょう。日文化の深層心理に触れることができるです。 著者のマイケル・ブース氏は、今回も和の心臓部にガシガシ切り込んでいます。 和のだしの基は「昆布」と「かつお節」ですが、前著で北海道の昆布の生産地として有名な南茅部町(現函館市)の昆布漁を見ていま

  • 1