epidemiolに関するsymbioticwormのブックマーク (28)

  • 受動喫煙と肺ガンに関する最近の知見-WHOが間接喫煙のリスクを否定したという誤報を正す-松崎道幸 日本禁煙学会

    受動喫煙と肺ガンに関する最近の知見 -WHOが間接喫煙のリスクを否定したという誤報を正す- 深川市立総合病院内科 松崎道幸 (脱稿1998年2月26日) 昨年の「たばこ事業等審議会懇談会」で某委員から「間接喫煙につきまして、今年になってからだと思いますけれども、WHOが間接喫煙はほとんど関係ないという報告書を発表された(たばこ事業等審議会第1回懇談会、1998年7月27日)。」「受動喫煙の問題をお話いただいたのですけれども…WHOではそういう影響は認められないという意見が出たのだそうですけれども(たばこ事業等審議会第2回懇談会、1998年9月28日)」(下線筆者)という発言があった。「1998年」に「WHO」が「間接喫煙」は「関係ない」という「報告書」を出したというキーワードで考えると、この委員の発言は、1998年にWHOの外郭組織であるIARC(国際ガン研究連合)が「Journal of

  • アルミニウム容器とアルツハイマー病の話

    この文書の元は1995年頃,パソコン通信のボードに書き込んだものである。それを若干改変して,1997年4月頃,喫茶MLで話題になったときに投稿した。今回,青空MLで話題になったので([4561],[4569],[4570],[4571]),若干の新しい情報を追加し,webで公開することにした。 最終更新: 2002年 9月 17日 (火曜日) 18時45分 他のサイトへのリンク ●「アルミニウムと健康」(日アルミニウム協会提供) 提供者の立場から考えても当然のことながら,肯定的言説には激しい否定的言説をぶつけている。 ●日アルツハイマー病協会「予防」のところと「資料」のところに,いくつかの疫学研究の結果が紹介されているけれども,このサイトの重点はケアにあるように思う。 アルミニウムそのものとアルツハイマー病の関係について ●Garruto RM (1991) Pacific

  • 疫学批評:少量飲酒の長寿への効用、教育・資産や身体機能の違いを考慮しないと過大評価。

    2009年07月30日 少量飲酒の長寿への効用、教育・資産や身体機能の違いを考慮しないと過大評価。 米国の50歳以上の男女12,519人を4年間追跡したところ、非飲酒者より少量飲酒者(一日1杯、アルコールで一日7.0−20.9g)は大卒と資産家が多く、身体機能の制限も少なかったため、これらの要因を考慮すると、少量飲酒者の死亡率の低さは50%から28%へと小さくなった。論文はJournal of the American Geriatric Society 2009年6月号に掲載された。 年齢、性別、人種の違いだけを考慮したときには、少量飲酒者の死亡リスクは非飲酒者より50%低かった。また、これまでの研究で含められることの多い要因(喫煙、肥満度、運動等)を考慮しても、少量飲酒者のリスクは43%低く、あまり変化がなかった。 ところが、今回初めて社会経済状態(学歴、収入、資産)と身体機能(日

  • J. Nakanisi Home Page

    厚生労働省は、品添加物に対して1-Bの立場をとってきた。「発がん性があり、かつ遺伝毒性があればADIを決めることができない」という委員会の結論は、「リスクゼロでなければならない」という立場である。 つまり、発がん性試験の結果は、それほど強いものではないが、遺伝毒性があれば、リスクはゼロではないから駄目、という論理である。 では、常に、そのような立場をとってきたかというとそうではない。例えば、アフラトキシンは強発がん性で、動物のみならず人に対しても発がん性が証明されており、遺伝毒性ありだが、許容値を決めている。そうでなければ、ピーナッツとか、ピスタシオとかをべることができない。 水道水に対しては、1-Aの立場をとってきた。そうしないと、水道水の消毒ができず、かえって大きなリスクを招いてしまうからである。しかし、後者のことは大きな声では言わず、表向きの発言では、常に、「リスクはゼロで

  • 3 地域における疫学研究

    図3は、1979年から1998年までの高自然放射線地域と対照地域の男性、および女性の死亡率を、年齢をパラメータとしてプロットしたものです。 上段のa)には、全死亡率を、1,000人に対する相対値として示します。同図から明らかなように、男女により差異はありますが、高自然放射線地域と対照地域での死亡率に有意な差はありません。下段のb)には、がんによる死亡率を、100,000人に対する相対値として示しています。この場合にも男女による差異はありますが、高自然放射線地域と対照地域でのがんによる死亡率に有意な差は見られません。 私たちは、高自然放射線地域に住み人々の生涯線量を推定して、その単位線量あたりの過剰相対リスクを計算しました。その結果を簡単にまとめると、白血病、および固形がんともに生涯線量との相関はまったく認められないということです。 それではがん以外の場合にはどうでしょうか。図4は、がん以外

  • 放射線と健康を考える会/糖尿病と放射線の作用

    飛行の間にパイロットと乗務員は、中性子線とガンマ線が主体となった宇宙線を被ばくする。中性子線の被ばく線量の推定は単純ではないが、おおよその実効線量は2-5mSvと見積もられる。高高度で極地圏を飛行する場合には大きくなる。平均被ばく線量は、高高度で長時間飛行が頻繁になったために年々大きくなっている。中性子線を被ばくする人々は非常に稀なので、その意味でも航空機乗務員の調査は興味深い。しかし累積被ばく線量が非常に低いので、調査の統計学的な規模が問題になる。また適切な対照群の選択も問題になる。例えば女性の乳がんの増加が、出産経験がないことなどの生殖的因子のせいにされたり、パイロットの間でのメラノーマの増加が、余暇での過剰な日光浴のせいにされたりしているが、真実は不明である。過去20年間に渡って行われてきた疫学調査は、飛行に伴う被ばくとがんの発生に関して一貫した知見を提供できていない。 過去20年間

  • 肺癌とたばこ | 内科開業医のお勉強日記

    いまさらな・・・題目だが、最近とみに、喫煙者肺癌と生涯非喫煙者肺癌とを区別して、肺癌を考える傾向が強いようである。 【肺癌と病因研究の歴史】 100年前職業性の原因を示唆され、タバコとの関係は1920年頃から疑われている。 タバコが現在の肺癌流行の以前の数世紀使われてきているが、19世紀後半から機会が発達し、商用販売されてタバコ製品が広く、たくさん消費されるようになった。 タバコ喫煙は、1920年代後半から肺癌の原因として疑われ、医師たちは喫煙者に多く見られるという不均一性に気づきはじめたのである。 Muller(Tabakmisbrauch und Lungencarcinom Eingegangen: 24. Dezember 1938 )は症例対照研究にて1940年ドイツで肺癌の原因であると示したが、第二次世界大戦の喧噪にかき消された。 1950年、いくつかの症例対象研究が出版され、

    肺癌とたばこ | 内科開業医のお勉強日記
  • 喫煙とがん:[がん情報サービス]

    喫煙は、さまざまながんの原因の中で、予防可能な最大の原因です。日の研究では、がんの死亡のうち、男性で40%、女性で5%は喫煙が原因だと考えられています。特に肺がんは喫煙との関連が強く、肺がんの死亡のうち、男性で70%、女性で20%は喫煙が原因だと考えられています。 がんの予防のためにはたばこを吸わないことが最も重要です。現在たばこを吸っている人も、禁煙することによってさまざまながんのリスク(がんになる、またはがんで死亡する危険性)を下げることができます。 喫煙は、たばこを吸う人だけでなく、たばこを吸わないまわりの人にも肺がんなどの健康被害を引き起こします。 喫煙は、がんだけでなく、冠動脈心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や脳卒中など循環器の病気、肺炎や慢性閉塞性(へいそくせい)肺疾患(COPD)など呼吸器の病気の原因でもあります。 たばこの煙の中には、たばこ自体に含まれる物質に加えて