ルカ・グァダニーノ監督の新作『チャレンジャーズ』を見てきた。 www.youtube.com 幼なじみのテニス仲間であるパトリック(ジョシュ・オコナー)とアート(マイク・ファイスト)は、女子選手の中でも飛び抜けた有望株である魅力的なタシ(ゼンデイヤ)に憧れていた。タシは試合で勝ったほうに電話番号を教えると言い、パトリックが勝利してタシと付き合うようになるが、タシが大ケガをしたことをきっかけに別れてしまう。数年後、タシはアートのコーチ兼妻となっていた。 予告からするとゼンデイヤ演じるタシが昔ながらのファム・ファタルみたいな感じだが、実際に映画を見てみるとかなり新しい感じのひねりがあり、全員がけっこう腹黒い…というか、みんな身勝手な策略をめぐらすタイプである。見え見えの策略でタシと付き合いたい気持ちをちらつかせるアートはまだ正直なもんで、その甘さがカワイイと言える気がする…のだが(全体的にアー