6年制になってから3回めの薬剤師国家試験合格率は以下のようである。 第97回201288.3% 第98回201379.1% 第99回201460.8% 一貫して合格率が下がっているが、それは大した問題ではない。 大学別合格率の表をみると、奇妙なことに気がつく。 入学定員と比較して、新卒受験者数が異常に少ない大学が目につくのだ。 (新卒受験者数 / 6年制薬学部入学定員数)は、入学者のうち、卒業する割合を示していると考えられる。6年制薬科大学卒で、国家試験を受けない人などほどんといないからだ。 実に、74大学のうち、21大学が、3割以上の中退率である。中退者は、国家試験にすらたどり着いていない。 薬学部卒業国家試験データ 入学定員に新卒合格率をかけて、歩留まりを出し、ワースト5を出すと以下となった。 卒業率 歩留まり 第一薬科大学 0.289 0.063 奥羽大学 0.328