将棋界の7タイトルで永世称号を獲得し、国民栄誉賞を受賞した羽生善治・竜王(47)の受賞記念祝賀会が10日、都内のホテルで開かれ、約950人が偉業達成を祝った。 国民栄誉賞を同時受賞した囲碁の井山裕太名人・七冠(28)や京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥さん(55)らが来賓として出席した。山中さんは「羽生さんは、ご自身や対戦相手の美意識に挑戦する手を指して革命を起こしてきたのではないか。iPS細胞の研究は美意識や常識、恐怖心との戦いでもある。羽生さんの姿は私たちにとって励ましであり目標になっている」、井山さんは「囲碁界でも人工知能の進歩がめざましく、今までの常識が通用しないことが多くなって、対応の難しさを感じている。羽生先生はそういうところに柔軟に対応されて、世代による考え方の違いにも柔軟に対応されて、いいところをどんどん吸収している」と祝辞を述べた。 羽生竜王は「将棋の世界はたくさんの