キャリアって経路依存性の強い問題だから、今のロスジェネが人生を好転させるには、恐らく自力で頑張るしかない。政府は諸々試みざるを得ないにせよ、銀の弾丸はないだろう。では就職に苦労しなかった世代が順風満帆かというと、恐らくそうでもない。今のバブル世代が遭っている苦労に遠からず直面するだろう。中堅層がすっぽり抜けているから入社後に適切な教育を受けられるか疑問があるし、数が多い分ポストの面でも懸念がある。すごくうまくいけば団塊の世代が引退後、戦後の公職追放後のような僥倖があるのかも知れないけど、どうだか。 そして、「いい中学に入って、いい高校に入って、いい大学に入って、いい会社に入るんだよ」と尻を叩かれながら、企業の歯車の一員になった人間をも幸せになるような社会になるように政治家には頑張って欲しいです。 これから取り返しがつくとするともっと先、これから社会に出る子たちをどう育てていくか、何のために