成人期AD/HD適応、医療者に治療意欲−うつ病など精神障害との鑑別診断重要 医療介護CBニュース 9月25日(火)21時29分配信 東京都立小児総合医療センターの市川宏伸顧問は25日、都内で開催されたセミナー(日本イーライリリー主催)で、同社の注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療薬ストラテラ(一般名=アトモキセチン塩酸塩)の成人期(18歳以上)への適応追加が承認されたことについて、「患者、家族に一筋の光を提供するだけでなく、医療者の治療意欲を高めることになる」と歓迎した。またAD/HDの診断では、うつ病などの精神障害との鑑別が重要と強調した。 AD/HDとは、不注意や多動性、衝動性を特徴とする発達障害。頻繁に物を置き忘れたり、感情を爆発させやすいことなどが、主な症状とされる。従来、ストラテラの適応は小児期(6歳以上18歳未満)のAD/HD患者に限定され、成人期への投与については、小児期