児童ポルノ事件と被害児童の数 【吉永岳央、小原篤】ドラえもんのしずかちゃんの入浴シーンも規制されるのか――。国会に提出された児童ポルノ禁止法の改正案が、そんな波紋を広げている。新たに児童ポルノの所持自体を禁じ、架空の子どもを描く漫画など創作物の調査研究が盛り込まれたためだ。「子どもの人権」と「表現の自由」。賛成と反対の意見が交錯している。 ■議員「芸術とかけ離れ」 改正案は自民党、公明党、日本維新の会が共同で5月に提出した。先の国会で継続審議となり、参院選中もネットで論議を呼んだ。そのポイントの一つが、持っているだけで違法となる「単純所持の禁止」。罰則も設けられる。 提出した自民の平沢勝栄氏は「もはや国際常識だ」。G8主要国で規制がないのは日本とロシアだけ。「世界から児童ポルノ天国と見られているだけでなく、問題を放置していると思われている」という。 続きを読む関連リンクマンガは児童ポ