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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (267)

  • 安倍首相、辞任へ: 極東ブログ

    安倍首相は、5時の記者会見で辞任する意向を正式に表明した。理由は、難病の潰瘍性大腸炎が再発したことだ。 難病の多くは寛解期と発作を繰り返す。寛解が長引き、自然寛解となることもある。私の場合は多発性硬化症だが、自著にも書いたが定期的な通院でコントロールしている。とはいえ、毎年誕生日を迎えるころの炎天下の日々にはきつい発作が起きる。この数年は安定しているから、なんとか乗り切れるかとも思った。が、その矢先、暗澹たる発作があった。幸い、短期に安定した。 難病の多くは、安定していると、傍からは、健康そうではないか、と見られる。このあたりの感覚はなかなか通じないものだと思う。立憲民主党の石垣のりこ参院議員は、安倍晋三首相の難病・潰瘍性大腸炎の再発理由での辞任表明に対して、Twitterで「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」と投稿し、多くの層から批判を受け、立憲民主党の党側からも批判を受

    synonymous
    synonymous 2020/08/29
    お上品
  • ヨハン・ギーゼケ教授がこどもの日にランセット誌に寄稿しているのを読んだ: 極東ブログ

    スウェーデンのCOVID-19対応の骨格はヨハン・ギーゼケ(Johan Giesecke)教授に拠るものだろうと思うし、すでに彼はYouTubeなどで見られるインタビューでもCOVID-19について語っていたが、簡素にまとまったかたちで一昨日付けでランセット誌に寄稿が掲載されていたので、読んでみた。実に簡素にまとまっていたので、これもブログにメモしておきたい。なお、試訳も添えるが誤訳もあるだろうから、あくまでご参考まで。 タイトルは、"The invisible pandemic(見えないパンデミック)"(参照)。簡素だが文学的な響きがないわけでもない。 冒頭から世界が関心をもっているスウェーデンの対応について触れている、というか、それが寄稿の趣旨でもあるのだろう。 Many countries (and members of their press media) have marvell

  • ジョン・ボルトン大統領補佐官解任について: 極東ブログ

    米時間で10日、ドナルド・トランプ米大統領は国家安全保障問題担当のジョン・ボルトン大統領補佐官の解任をツイッターで発表した。解任の理由は、ボルトン補佐官の考えに反対したためとのこと。他方、ボルトン補佐官は、自ら辞職したとして解任を、これもツイッターで否定した。おそらく真相は、辞任のほうだろうが、トランプ大統領の堪忍袋の緒が切れたといっても正しいだろう。二人の仲は険悪であり、その状態で国家安全保障が維持できるわけもなかった。 この「解任」をどのように考えるか? 前提として、米国の国家安全保障政策は全世界に影響を与えるし、特に日では北朝鮮政策に関連してくるので、考える重要性がある。 簡単に思い至るのは、トランプ米大統領の気まぐれである。というのも、この「解任」はトランプ政権で3人目になる。2017年2月にマイケル・フリン元陸軍中将、2018年4月にH・R・マクマスター将軍に次ぐ。普通に考えれ

    synonymous
    synonymous 2019/09/17
    世界の警察を期待する論
  • 自民党の自民党による自民党のための第4次安倍再改造内閣: 極東ブログ

    第4次安倍再改造内閣が発足した。印象は、自民党自民党による自民党のための第4次安倍再改造内閣である。 ブログには書かなかったのだが、ある程度予想はしていた。残念ながら、麻生太郎副総理兼財務大臣(78)は残るだろう、と。財務省の権力が外れるはずもないし、消費税の失態のスケープゴートとしても麻生さんは最後のご奉公である。 個人的に気になっていたのは、菅義偉官房長官(70)である。存外に内閣を去るんじゃないかという、なんとなくの懸念があった。が、残った。私は65歳以上の政治家は引退すべきだと思うが、現在の日を支えているのは、悪役を買って出た菅さんだろうなとも思っている。私はダークヒーローが好きだ。 他に残るだろうなと予想していたは、河野太郎(56)と茂木敏充(63)。そして外交と軍事は安定させるのが内閣の基であり、二人は有能である。とすると、河野さんが外務大臣の継続だろうか、と。結果は、河

  • 香港民主化運動の裏にあるかもしれないもの: 極東ブログ

    若者を中心とした、しかし、若者だけに限らない香港市民による民主化運動のデモの収束が見えない。私は世界が民主化されればいいと願うものなので、香港市民の民主化を求めるデモを強く支持している。少なくとも、香港返還時に英国と、そして結果的には世界と中国政府が結んだ一国二制度の契約が維持されることを願っている。 他方、続くデモの様子を見ながら、当初は想定しなかった思いも去来する。いくつかそんな思いをブログにメモ書きしておきたい。残念ながら、話はそう思ったというくらいで、情報的な裏付けはない。強く主張したいものでも、新しい陰謀論のようなものを考え出したいわけではない。あくまで印象であり、感想である。 まず、一部で主張されている、ということもないか、中国政府自身も報道官を通して主張している、米国、特にCIAの関与だが、私はそれはただのよくある陰謀論的妄想だろうと思う。もちろん過去にはイランコントラの例も

  • 「合意なき離脱」の国内合意が取れない英国が病んでいるもの: 極東ブログ

    イギリスの動向が目まぐるしい。4日、EUからの離脱期限を来年1月末まで延期するよう求める法案が賛成327票、反対299票で下院で可決された。離脱強行派のジョンソン首相は、これに対抗し、それでは国民に信を問うとして、来月、総選挙を実施する動議を議会に提出し、採決。残念。必要な3分の2を超える支持を得られず否決。英国は日の首相と異なり、単独で議会の解散権はもたない、というか、日のこれも一種の解釈改憲なのでおかしいにはおかしいが。 BBCの報道を聞いていたら、事態を不思議の国になぞらえていた。ジョンソン首相は、離脱は求めているが合意なき離脱を求めているわけではない。野党労働党コービン党首は総選挙は求めているが総選挙の動議は認めない。まあ、だが今日ではない、ということのようだが、それで労働党は動議に棄権。 簡単にいうと、野党なのに、与党を倒して政権を取る気概はない。いや、気概の問題ではないだろ

  • 公教育の水泳ってなんだろうか?: 極東ブログ

    ツイッターを眺めていると、ちらほらと公教育での水泳廃止の話題が目についた。夏になったからだろうな、と思い、いくつか話題を追ってみると、水泳のために生理の申告をさせるのはどうか、ということが今回の話題の中心のようだった。参照されているニュースを読んでみると、けっこうひどい実態がありそうだった。 こうなるとそもそも論が出てきても不思議ではない。そもそも、公教育に水泳教育って必要なのだろうか? すぐに脳裏に賛否が浮かぶ。というか、必要論が思い浮かぶ。水上安全の能力の獲得とかいうのではないだろうか。 で、疑問が起きる。現在の水泳教育は、水上安全の能力の獲得にきちんと貢献していると言えるのだろうか? つまり、その達成目的が明示され、その達成はきちんと評価されているのだろうか? 着衣水泳の授業などもあるが、それらを含め、こうした水泳教育が水上安全の能力に結びついているといえるのだろうか。 さらに疑問が

  • [書評] イタリア語の起源 歴史文法入門: 極東ブログ

    たぶん、イタリア語の起源に関心を持つ人はそれほど多くはないだろうし、まして、このブログを覗く人にそういう人がいるか、おぼつかないが、おそらく、ある程度まで英語に関心ある人なら、『イタリア語の起源 歴史文法入門』を読んでおいてもいいのではないだろうか。 そう思えるのは、語彙の変化もだが、ラテン語から俗ラテン語、そして、イタリア語へと変化していく母音のありかたが、大母音推移に似ているように見えたことだ。歴史的な関係はないのだが、大母音推移のような現象は英語でのみ起きた特殊な現象ではないのではないかと思えた。補足するなら、古英語にも母音には短母音と長母音があり、これらはラテン語の母音と似ている。 もっとも、大母音推移がまさに大母音推移であるような、調音までの遷移はイタリア語ですら発生していない。むしろ、そのことがなぜかという問いにもなるだろう。 他方、俗ラテン語の影響を受けたはずのフランス語には

  • 安藤百福、逝く: 極東ブログ

    安藤百福が五日亡くなった。九六歳。天命とも言うべきかもしれないが、死に際して心筋梗塞で苦しくなかっただろうか。チキンラーメンの開発者であり、カップヌードル開発の事実上の総指揮者でもある。近年の連ドラ「てるてる家族」やプロジェクトX「魔法のラーメン 82億の奇跡」などで生前から伝説化が進んでいた。確かに日的な苦労とジャパニーズ・ドリームを実現したような人生である。が、日経新聞に掲載されていた「私の履歴書」の書籍化「魔法のラーメン発明物語」(参照)を読み返すと、そうしたわかりやすいグレートマン伝説とは少し違う、昭和史を体現した興味深い人物が浮かび上がってくる。 安藤が伝説のチキンラーメンの開発に取り組んだのは私が生まれた年、昭和三二年のようだ。その時、彼は四七歳。翌年開発に成功する。ざっくり見て、安藤百福の今日の栄光のスタートは五〇歳であった。顧みて四九歳の自分には人生をやり直してチャレン

    synonymous
    synonymous 2018/10/23
    “真相は憲兵と横流し者が親戚で彼を陥れたことらしい。こうした歴史のエピソードを読むことで時代の感触がわかる。この不正極まる世間が常態でもあった。”
  • 死刑をなくすということ: 極東ブログ

    私が死刑廃止論者になったのは、21世紀に入ってからである。というのも、2001年の附属池田小事件がきっかけだったからだ。この事件で無防備な小学生8人を殺害した宅間守に彼の望みである死刑を与えてはいけないと思った。この人間を自然に命尽きるまで生かせて、その口から自らの意思で悔恨の言葉を公にするのを聞きたい、そして、その命が尽きるまでその罪に苦しんでほしいと思ったからだ。 こう言ってもいい。死を決意するならなんでもできるというときでも、人を殺すこともできる、ということはない。人が自死を決意することはその人の自由だろうが、その自分の死に他者の命を釣り合わせてはいけないと。 そうして死刑廃止論者としての自分というものを受け止めて、21世紀を生きててはや、十数年。おりおりに思うことがある。最近では、3つ思った。 1つは、死刑廃止論をリベラル思想だから嫌悪するという考え方に違和感を覚えたことだ。オウム

  • [アニメ] 魔法少女まどか☆マギカ: 極東ブログ

    『魔法少女まどか☆マギカ』をたらたらと見た。見ろと勧められたというほどでもないが、それに近いようなことがあって、なんとなく見始めて見終えた(映画は見ていない)。この手のアニメのキャラクター・デザインは私は苦手なのと、オタクっぽさを感じさせるアニメはそもそも苦手なんで、こんなの俺が見るかなあ、と思っていたが、たらたらと見ることの利点もあるもので、しだいに面白くなった。というか、これはなるほど重たいテーマなのだなと理解した。 以下、ネタバレを含む。それと、この記事は批評的なものではない。感想というか連想というか、そういうものだ。まあ、どうでもいいという類でもある。 この作品で魅力的なキャラクターは、何と言っても、と言っていいのではないか、キュゥべえだろう。古典的な文学作品の文脈で言えば、悪魔の類型になるのだろうが、悪魔が通常、悪なるものを定義する形で表現されるのに対して、キュゥべえは、悪を止揚

  • [映画] 空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎: 極東ブログ

    映画『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』は、久々に爽快な駄作を見たなあという感じだった。映画『ジュピター』以来かな、この駄作な感じ。いやあ、駄作っていう言い方はないだろうとも思うし、映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』みたいに途中寝落ちすることもなかったし、面白いか面白くないかというと、面白い映画だった、っていうか、きれいな映画だった。こういう感じの見たかったんだよねという点では満足なんで、じゃあ、駄作っていう言うなあという感じなんだけど、ごにょごにょ。 映像はまず見事だった。唐代の長安を無理に時代考証的に再現する必要はないし、むしろ、現代的な映像の視点から再創造された長安の美しさは十分満喫できた。他方、現代に残る遺跡とか廃墟感も堪能できた。出て来る美女さんたちも、これだよなあといういい感じだった。 じゃあ、文句ないんじゃなね、というと、それはそうなんだけど。 以下、若干

    synonymous
    synonymous 2018/03/19
    “映画として扱うよりも、8回くらいのドラマにしたほうが面白かったかもしれない”
  • 公売の「特殊性」についてのメモ: 極東ブログ

    森友学園に関連する話題が再燃している。 現在の話題の起点は、朝日新聞報道によるものだ。同紙によれば、すでに国会に提出された、森友学園との国有地取引に関する財務省の決裁文書は書き換えられたもの(当時の決裁文書ではない)とする疑いがある、とのことだ。 朝日新聞は、当の、書き換え前とされる文書を公開していてないので、真偽については他報道機関はもとより、一般人も知るよしもない。 朝日新聞の報道を信じるなら、書き換え前の文書には「件の特殊性に鑑み」とか「特例処理について省承認決裁完了」という記載がある、とのことだ。 朝日新聞の報道が正しいとすれば二点問題になるだろう。①国会提出文書は正しいものではない(文書の扱いに不正があった)、②なぜこの部分が削除されたのか(やましい理由があるのだろう)、である。 特に二点目の削除は「特殊性」「特殊」という文言に関わっているため、その「特殊」とは何か、という疑

  • ためらいながらではあるけど: 極東ブログ

    人と限らず多くの人がフィギュアスケートの羽生結弦選手の活躍を賞賛しているなか、こういう意見を述べるのも、悪意のように取られるのではないかと恐れるが、自分としては若い選手の将来を思ってこういう意見もあるという、一つの小さな例として、ためらいながらではあるけど、書いておきたい。繰り返すが、こう思う人もいるというくらいの些細なブログ記事であり、強く望むという大それた主張ではないし、私はたぶん間違っているのだろうという疑念もあるので、そこは理解していただきたいと願う……私は羽生結弦選手は平昌冬季オリンピックに出場しないほうがよかったと考えていた。 理由は、NHKスペシャル『羽生結弦 五輪連覇への道』を見たおり、昨年11月の怪我が深刻なものに思えたからだ。同番組では「自らの限界を超えて五輪に挑もうとする羽生結弦」というトーンで推していたが、そしてそれ自体はスポーツ選手として素晴らしいことではある

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    synonymous 2018/02/20
    “人の期待に答えようとすると自分を見失いがちだ。特に、身体的な限界を超えるような他者からの期待には沿わないほうがいいくらいだ。”
  • 三浦瑠麗氏の「スリーパーセル」発言をめぐって: 極東ブログ

    昨日ツイッターで三浦瑠麗氏が民放のトーク番組でした発言がなにやら話題になっていた。というか、問題発言だとして三浦氏への批判と取れるツイートが多かった。さて、どんな問題発言かと少し気になったのだが、話題にしているツイートがどれも二次情報であり、二次情報で盛り上がる趣味はないので、以降まだ話題が続いて一次情報が出るころ少し考えてみるかなと思っていた。で、今日それを見かけた。ハフィントンポストにあった。「三浦瑠麗氏、ワイドナショーでの発言に批判殺到 三浦氏は「うがった見方」と反論(アップデート)」(参照)である。 三浦 もし、アメリカ北朝鮮に核を使ったら、アメリカは大丈夫でもわれわれは反撃されそうじゃないですか。実際に戦争が始まったら、テロリストが仮に金正恩さんが殺されても、スリーパーセルと言われて、もう指導者が死んだっていうのがわかったら、もう一切外部との連絡を断って都市で動き始める、スリー

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    synonymous 2018/02/14
    日本人の大半がアメちゃんを憎悪するような事態は想像しづらいねえ。
  • 2018年、名護市長選で思ったこと: 極東ブログ

    昨日、同日開票された名護市長選挙だが、投票率は76・9%、現職・稲嶺進(いなみね・すすむ)氏は1万6931票、無所属新人の渡具知武豊氏が2万389票。結果、渡具知氏が3458票差で当選した。 率直なところ、自分には意外だった。というのは、1月21日、南城市の市長選挙、現職の古謝景春氏が、翁長雄志県知事が推す無所属新人瑞・慶覧長敏氏に65票差で敗れたことから、翁長知事支持の動向が強くなっているのだろうと想定していたからだ。余談だが、古謝氏は沖縄生活で懇意にしていだいたこともあり、個人的にだけだが、落選は残念には思った。 名護市長選をどう見るかだが、まず、非常に単純で明瞭なことがある。現職が落選したということは、前任期の施政が評価されなかったということだ。これは、どのような選挙でも言い得る原則であり、名護市長選挙でもまずその線が明瞭になった。 辺野古の新米軍基地造成の問題を抱えているとして、そ

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    synonymous 2018/02/06
    組織の話を避けてる感。
  • [映画] この世界の片隅に: 極東ブログ

    見よう見ようとしつつ逸していた映画『この世界の片隅に』(参照)だが、アマゾンから見ろという推しがあって、見た。評判どおりの傑作だった。感動もした。が、違和感というのでもない微妙に、もにょーんという感じが残った。不満というのではない。これはなんなのだろう。受容の不協和音というものでもなく、また深い理解を促すというものでもない。ある意味で奇妙な体験でもあったので、そのあとしばらく考え込み、それからその違和感の感触を静かに無意識に沈ませて時を過ごした。そしてなんとなく浮かんできたものがあるので、書いておきたい。 まず前提として、この映画作品が優れたものであることは微動だにしないだろうというのは理解できる。能年玲奈あらためのんの声優も最適だったし、この声なくしてすずは描けないようにも思った(正確にいうとそれ以外の解釈があってもよいだろうとも思ったが)。そしてこの優れたということの同義であるが、どの

    synonymous
    synonymous 2018/01/24
    坂口安吾の青鬼の褌などとの関連性をずっと感じていたあたり。あれは実はやってると思うのだけど、すずの語りとしてなかったことにしてる、と考えている。まさに秘義として。
  • カトリーヌ・ドヌーヴを含め100人の女性が主張したこと: 極東ブログ

    ル・モンドで発表された(参照)、カトリーヌ・ドヌーヴを含め100人の女性が主張したことを、自分でも考えてみたいと思い、仮訳してみました。誤訳があるかもしれません。というか誤訳が多いかもなので、あくまでご参考までに。 《私たちは、性的自由に不可欠な、迷惑をかける自由を擁護します。》 レイプは犯罪です。しかし、しつこかったり下手くそだったりしても女の気をひこうとする行為は違反ではありませんし、女をくどくことは男性優位主義の攻勢でもありません。 ワインスタインの事件後、特に権力を乱用する男性のいる職場において、女性に対する性的暴力が法的に認識されるようになりました。それは必然的なことでした。しかし、その言論の自由は今日逆の方向を向いています。こうすべきだという口調や、むっとくる人を黙らせることを私たちに命じています。そして、そうした押し付けを拒む女性は、裏切り者だ、同罪だと見なされます! 魔女狩

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    synonymous 2018/01/12
    男の姿を見るだけでも怯える女性って結構多くって、そういうの見えてないのかなって思うよ。
  • [書評] 北朝鮮 核の資金源(古川勝久): 極東ブログ

    北朝鮮の工作員が日に多数いるとか、彼らは国際的に活動しているとか、「まあ、そんなの常識として知っていますよ」と言いたくなるが、書を読んでみると、なんというのだろう、うなだれてしまう。ある種、絶望感のようなものも感じる。ここまで実態はひどいのか。あえて「私たち」と言いたいのだけど、私たちはこの問題に実際は目をつぶっていたのだなと後悔する。 書『北朝鮮 核の資金源(古川勝久)』(参照)は副題に『「国連捜査」秘録』とある。著者は国連安保理の下に置かれた北朝鮮制裁担当の専門家パネルに2011年10月から2016年4月まで4年半所属し、北朝鮮の国際的な暗躍を詳細に調べ上げてきた。日国内はもとより各国に足を延ばし、国連による北朝鮮制裁を北朝鮮がどのように違反し、またどのように、ミサイルや原爆の開発部品の調達や技術収集、さらにそのための資金調達を行ってきたか、それを丹念に調べた記録が書である。

  • [書評] そろそろ、人工知能の真実を話そう(ジャン=ガブリエル・ガナシア): 極東ブログ

    昨日、フランス大使館を筆頭に内閣府や森美術館が主催した日仏フォーラム「人工知能は社会をどのように変えるのか?」に参加した。終日にわたる時間を費やした内容の濃いフォーラムであった。得るものは大きかった。フォーラムの紹介文書はいまだPDF形式でダウンロードできる(参照PDF)。 また、この手のフォーラムにありがちな英語=国際語ということもなく、進行案内はすべてフランス語でなされた(ただしフォーラム司会は日語)。つまり、日語とフランス語のみのフォーラムだったのである。その点でも興味深いものだった。熱く語れるフランス語の議論を聞いていると、フランス国内ではこうした熱意で日々弁論が交わされているのだろと確信された。 このフォーラムのパネリストの一人が書の著者ジャン=ガブリエル・ガナシア教授である。発言が興味深かったので、もう少しその思索について知りたいと思っているところ、会場で同書が販売されて

    [書評] そろそろ、人工知能の真実を話そう(ジャン=ガブリエル・ガナシア): 極東ブログ