読売新聞の記事や毎日新聞の記事で、2007年3月25日9時42分ごろ発生した能登沖地震での緊急地震速報の成果が報じられている。 この界隈の人なら緊急地震速報の仕組みについては熟知しているであろうから、報道にある「震源地近くでは間に合わなかった」ということを問題視する向きは少ないと思われるし、例えば震度5を記録した富山市では12秒という「余裕」が取れたことなどからその有用性に確信が持てたのではないだろうか。 まだまだ一部にしか公開されていない情報も逐次公開対象が広まることであるし、せっかくの情報を上手に活かすアイディアなど語っていただきたい。 緊急地震速報を生かして地震の被害を少しでも減らすためには、その限界を知った上で「数秒〜数十秒で何ができるか」についての理解・訓練が必要となるだろう。気象庁のリーフレット緊急地震速報をご存知ですか?[PDF 695KB]や緊急地震速報の概要や処理手法に関