ゲーム好きのエンジニアは多いと思いますが、小野和俊さんほど熱中している人を私は知りません。大学時代は「QuakeⅡ」の国内大会で4位に輝き、この2年ほどは「World of Warcraft」に夢中とのこと。趣味を尋ねたら、やっぱり答えは「ゲームとプログラミング」。
ネット上では「otsune」というIDで有名な大常氏。彼はこれまで本連載に登場したような、いわゆる「IT系企業」に勤めているわけではなく、アニメーション制作会社でシステム管理をしている。 IT系企業ならば、技術者が多く、社内でもテクニカルな話題は事欠かないだろう。しかし、非IT系企業となると、そうもいかない。そんな大常氏にとって、コミュニティとはどのような存在なのか。 ■オンラインゲームをやりたいがために、LAN環境を整備 大常氏のキャリアは、かなり異色だ。 「いまの会社に入る前は、とあるゲーム会社でグラフィッカーとして働いていました。それ以前からQuark XPressやAdobe PageMaker、Adobe Photoshopなどを使って印刷物を作る仕事をしていたので、そのスキルを生かした形です」 セガサターンやプレイステーションなどのハードが出始めたころだったという。グラフィック
エンジニアにとって仲間とはどういう存在なのだろうか。極端なことをいえば、自分1人で作業が完結できてしまうエンジニアにとって、仲間とのコミュニケーションにはどんな意味があるのか。エンジニア同士のネットワークを通じて、エンジニアにとっての仲間とは何かを探る。 |1 2|次のページ サイボウズラボ 竹迫良範氏(コミュニティは『知り合い系』から『出会い系』へ変化する)から、モバイルファクトリー 松野徳大氏(松野徳大――「だまってコードを書けよ」)へとつながったエンジニアの輪。今回は松野氏からの紹介で、KLab Kラボラトリー 廣瀬正明氏に話を聞いた。自社開催の「KLab勉強会」を主催し、多くのエンジニアと交流する廣瀬氏。彼にとって、コミュニティの活動とは何なのだろうか。 ■なじめなかったコミュニティ活動 「以前はコミュニティの活動って、内輪っぽくてなじめなかったんです」 廣瀬正明――平仮名で「ひろ
テクニカル系のイベントのコンテンツとして、すっかり定着した感のあるライトニングトーク。さまざまなイベントで催され、多くの人が3?5分間程度の短い時間で、発表者の伝えたいことを発表する。聞く側からしても短い時間なので、構えることなく聞くことができる形式のプレゼンテーションだ。最近はイベント自体が動画で配信されることが増えてきているため、実際にイベントに参加しなくても見たことがある人もいるだろう。 しかし、限られた非常に短い時間の中で、自分の伝えたいことを伝えることは至難の業。そのため挑戦したいと思っても、二の足を踏む人もいるだろう。そこで、数々のイベントで見事なプレゼンテーションを披露し、会場を沸かせるサイボウズラボ 竹迫良範氏にお話を聞いて、ライトニングトークの極意を探る。 ライトニングトークを始めたきっかけ 竹迫氏がライトニングトークを始めたのは、2004年にShibuya.pmが行った
上野康平――3次元空間を統べる若き天才プログラマー:Pre New Generation Chronicle(1/2 ページ) バイナリアンたちを紹介していく「New Generation Chronicle:バイナリアンスレッド」。第1回の井上さんからバトンを引き継いだのは、史上最年少の18歳で天才プログラマー/スーパークリエータの称号をIPAから贈られた上野康平さんだ。 「天才」――こう呼ばれる人物は各分野に存在する。上野康平さんもそんな1人だ。「バイナリアンスレッド」の第1回に登場いただいた井上恭輔さん同様、IPAの未踏ソフトウェア創造事業から天才プログラマー/スーパークリエータの称号を贈られた上野さん。彼が注目を集めたのは、彼が18歳であったことが大きい。 未踏ユースをのぞいてみれば、18歳という年齢は特別若いわけでもない。上野さん自身、未踏ユースの採択時には17歳だった。上野さん
「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」や「ヒルズな人たち―IT業界ビックリ紳士録 」などのヒット作を次々に発刊するジャーナリストの佐々木俊尚さん。月に10本ほどの連載を抱える佐々木さんの“戦略”とは――。 年間4冊の本を出版し、月に10本ほどの連載を抱えるジャーナリスト、佐々木俊尚さん。著書「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」や「ヒルズな人たち―IT業界ビックリ紳士録」などヒット作を世に送り出すその戦略とは――。 普段は温和な佐々木さんだが、時折鋭い目つきをすることがある。元々毎日新聞の事件記者だったと聞くと「なるほど」と納得してしまう。新聞社を辞めたのは脳腫瘍を患ったことだ。夜回りなどをして特ダネを追いかけることに疲れ、1999年10月にコンピュータ系出版社のアスキーに転職した。学生時代からパソコン通信が趣味だったこともあり、コンピュータに特化した専門情報を
シックス・アパートは、個人向けの新ブログサービス「Vox」を10月28日に開始した。無料で利用できるほか、初心者でも簡単にブログを続けていくためのさまざまな仕組みが盛り込まれている。また、ブログの内容を、記事や写真単位で公開範囲の制限を付けることで安全性を高めている。 ブログソフトのMovable TypeやブログサービスのTypePadを提供してきたシックス・アパートが鳴り物入りで開始した新サービスを同社はどのように展開していく戦略なのか。代表取締役である関信浩氏に聞いた。 --シックス・アパートではMovable TypeやTypePadを提供してきました。Voxは今までの製品と何が違いますか。 ブログというのはもともとインターネット上で情報を発信するツールだったと思います。今回の正式サービスは、日本のほかにも米国、フランスで同時に開始していますが、海外でブログというとニュースメディア
自然言語処理研究の第一人者として、そして年季の入ったブロガーとして知られる山下達雄さん。ウクレレを弾く姿をブログで発見して取材を依頼したのですが、まさかここまでウクレレを愛していたとは……。軽くて覚えやすくてかわいくて、おまけに安いウクレレに……ハマりそう!
Webデザインとプログラミングの両方をこなすYasuhisaさん。「国際的な仕事をしたい」と米国に留学したが、そこで出会ったインターネットが人生を変えた。ロディアのメモからWebデザインを立ち上げる一方、PHPでプログラムも作成する。 「ひとりでつくるネットサービス」第9回目はWebデザイナーでありながら、サーバ設置型のRSSリーダーやポッドキャスティングのCMSを作るなど、プログラミングもこなすYasuhisaさんに話を聞いた。 「自分はプログラマーだ、自分はデザイナーだ、と思いこまずに、積極的にいろいろなモノを作ってほしい」。Yasuhisaさんはそう語る。畑違いだからといって「デザインをしない」「プログラミングをしない」では良いモノは作れないと信じている。デザインとプログラミングの両方をこなすYasuhisaさんが、そう思うようになった経緯はどんなものだろうか。 「国際的な仕事をした
はじめに 『数学ガール』はどんなお話? 登場人物とストーリー どんな人に読んでもらいたい? 扱っている数学的内容は? 「旅の地図」と「ファンタジーの法則」 《理系にとって最強の萌え》 レビューのこと ミルカさん派とテトラちゃん派 オイラー生誕300年のこと 数学と物語が響き合う作品を目指して 読者さんへ向けてのメッセージ ぜひ、感想をお送りください 書籍『数学ガール』 はじめに このページは、 プログラミング情報誌『R.U.Certainマガジン』編集部(以下、RUCM)による インタビュー企画を再編集したものです。 インタビュー記録のテキストファイルをご提供くださった RUCM編集部に感謝します。 注意 『R.U.Certainマガジン』という雑誌は実在しません。 このページは結城の活動を対話形式で紹介するためのものです。 また、このページの内容は2007年当時のものです。 『数学ガール
今や世界に知られるオープンソースのプログラミング言語「Ruby」を開発した、まつもとゆきひろ氏。シンプルで利便性に優れたオブジェクト指向のスクリプト言語は、世界各国のプログラマたちに愛用されている。カリスマプログラマを生んだ背景とは? オープンソースソフトウェア技術者として最も成功した日本人は誰か?という質問をプログラマにしたとするならば、多くの人が、この人物の名前を口にするであろう、まつもとゆきひろ氏。オブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」の開発者である。自ら作ったソフトウェアが、国内はもちろんのこと、今や海外でも広く使われている。こんなエンジニアは、おそらく日本では彼くらいではないだろうか。実際、海外では、Matzのニックネームで通っているのが、まつもと氏なのだ。「Ruby」の特色は、シンプルで利便性に富んでいること。世界中のプログラマの心をつかんだソフトを生んだことはもちろん驚き
まだ大学生でありながら企業を経営し、かつメタ検索エンジン「CEEK.JP」や「はてブニュース」など、個人としてネットサービスの提供を行う吉田光男さん。既存のサービスの不満点を改良したサービスを自分で作ることにやりがいを感じるそうだ。 「ひとりで作るネットサービス」探訪、第3回目はCEEK.JPをはじめ、さまざまな便利サービスをリリースしている吉田光男さんにお話を伺った。 CEEK.JPは複数の検索エンジンからの結果を一覧で表示するメタ検索エンジン。このサイトが特に注目を集めたのは、CEEK.JPで「ニュース検索」が始まった頃だった。当時はまだGoogle Newsがようやく開始したところで、ニュース検索が盛り上がっているさなかに「1人の大学生がニュース検索を作っている」ということで注目されたのだ。それを発端に、はてなブックマークのニュースを自動分類する「はてブニュース」、共有のアクセスポイ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く