自殺対策や孤独・孤立対策を行う団体が、孤独に悩む人に美術館などの電子チケットを配布する「いばしょチケット」という取り組みの実証実験を始めた。 匿名でチャット相談窓口を提供する団体が新たに始めたのは、「いばしょチケット」という取り組み。 孤独や孤立に悩む人たちに、薬ではなく地域とのつながりや、自然や芸術などに触れて孤独感を軽減する取り組みとして、美術館やプラネタリウム、ヨガなどを無料で体験できる電子チケットを配布する実証実験を始めた。 この団体がチャット相談窓口を始めた2020年からの相談件数は、およそ85万件にのぼり、うち7割が29歳以下だという。