アカカンガルーはカンガルーの仲間の最大種です。そして現存する最も巨大な有袋類なんです。 オスは体長130〜160cm、尾も含めると倍ほどになります。反対にメスは小柄で、体長80〜100cmほどです。 体重もオスは60kg超に対しメスはせいぜい20数kg、外見ではっきり雌雄が判別可能です。 体色も独特でオスは喉・胸から赤い液を分泌し体毛が赤褐色になります。メスは灰色がかった地味な容姿をしています。 極めて乾燥した地域に生息し、最大で百頭にもなる群れを形成します。 粗食な草食性で、餌は平地の草木や稲科の雑草です。 子供は未熟児状態、わずか1gほどで産み落とされ、親の育児嚢に自力で辿り着き8ヶ月で独り立ちします。 極めて稀な特徴は「受精卵の休眠」です。メスは交尾の際、育児用と休眠用の受精卵を宿しており、子供が育児嚢を卒業する間際や独り立ちした際に休眠している受精卵は再び細胞分裂を始めます。その為