アナバスは和名をキノボリウオと言い、スズキ目キノボリウオ亜目キノボリウオ科に属する魚です。 飼育下での体長は15cm程ですが、野生下では30cmまで育つとも言われています。 体色は非常に地味でほぼ全身茶褐色です。たまに黒のスポットが入る程度で、他の改良品種などはほぼ存在しません。 その生息域は東南アジア諸国全土に渡ります。 アナバスの鰓は他魚とは異なり無数の毛細血管が幾重にも張り巡らされています。他魚とは異なるこの期間を「迷宮器官=ラビリンス器官」と呼びます。微細に張り巡らされた毛細血管は空気から直接酸素を取り入れることができるんです。 この為、乾季など厳しい環境にも耐えれます。一部の地域群は繭状になり空気呼吸のみで次の雨季を待つことが知られています。 「木登り魚」は明らかに誇張表現ですが、胸ビレと腹ビレがほぼ地面に対し水平に接しており、地表に追いやられた際はエラを極端に広げます。そしてほ