愛知県春日井市にある元老舗旅館「千歳楼」といえば知る人ぞ知る心霊スポット。不法侵入する人が後を断たず「肝試しに行った」などという報告がネットに散見されるが、そこで白骨死体が見つかった、という報道が出て「本当に怖い場所だった」などと驚きが広がっている。 元旅館の中はマンガ「北斗の拳」のようだった 「千歳楼」は1928年にJR中央線定光寺駅近くの、庄内川沿いの崖にへばりつく形で建設された。高級日本料理が売りで、結婚式場や披露宴会場としても使われたが、90年代半ばの年商10億円をピークに売り上げが落ち、03年に6億円の負債を抱えて倒産した。 経営者の行方がわからなくなってしまい、建物が荒廃し続けると、不法侵入者が相次いで放火や不審火が何度も起こるようになった。数年前から「心霊スポット」として話題になるようになり、ネットでも「巡礼」の報告や、動画を投稿サイト「ニコニコ動画」などに「冒険の記録」を投