スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の国内で配信から一夜明けた23日、多くの観光客が訪れる世界遺産などでもゲームを楽しむ人々の姿がみられた。 群馬県富岡市の世界文化遺産富岡製糸場では、管理する市が、スマホ使用に関し「立ち入り禁止区域や事故に注意し、周囲の人に配慮してください」とする看板を2カ所に設置した。 市によると、製糸場内にはゲームのアイテムがもらえるポイントが6カ所あるという。市の担当者は「今のところトラブルはないが、不注意でぶつかって文化財を破損しないようにしてほしい」と気をもむ。 千葉県柏市の男性(28)は、製糸場内で早速モンスターを3匹捕まえた。「ゲームに集中しすぎると周囲への注意がおろそかになる。両立できるように気をつけたい」と話した。 「こんぴらさん」の愛称で知られる香川県琴平町の金刀比羅宮は、境内での使用を禁止するとホームページに掲載した。