【ウィーン三木幸治】国際原子力機関(IAEA)は5日、高濃縮ウランの原料である六フッ化ウランの暫定的な製造計画について、イランから4日付で通知を受けたことを明らかにした。外交筋によると、製造開始時期は明記されておらず、詳細はイランから改めて通知があるという。 米国のイラン核合意離脱後、欧州各国は合…
鉄道のアナウンスは、外国人に伝わっているのか--。日本語教室を運営する企業組合「にほんごの会」が首都圏の鉄道のアナウンスを調べたところ、文章が長かったり敬語が多かったりしてわかりにくいことが浮き彫りになった。災害情報を外国人に伝えるために考えられた「やさしい日本語」を自治体などが取り入れる中、同会は「アナウンスを『やさしく』言い換えることは不可能ではない」と訴えている。 調査は2017年11~12月、日本滞在歴が1年以上または日本語学習歴が6カ月以上の外国人21人を対象に実施した。同会が首都圏を走る電車と新幹線の計23路線のホームや車内に流れるアナウンスを、計28時間11分録音。外国人に聞いてもらい、わかりにくい表現を調べた。
佐賀県神埼市で今年2月に陸上自衛隊のAH64D戦闘ヘリコプターが民家に墜落した事故で、防衛省は週明けにも事故調査の中間報告を公表する。同省関係者によると、操縦ミスや部隊での整備ミスは確認されておらず、部品に欠陥があった可能性がある。 同省は地元自治体に幹部を派遣し、調査状況と合わせて佐賀空港(佐賀市)に配備予定の垂直離着陸輸送機オスプレイの安全性も説明し、事故後に中断した配備の調整を再開したい考えだ。 防衛省関係者によると、事故現場で回収されたフライトデータレコーダー(飛行記録装置)からは異常を示す飛行データや音声記録は見つからなかった。機体に突然異変が生じ、操縦士が対応できなかったとみられる。
【パリ賀有勇】イタリアの次期首相に指名された法学者のジュセッペ・コンテ氏は27日、マッタレッラ大統領と会談し、組閣を断念すると伝えた。親欧州連合(EU)路線のマッタレッラ氏が、EU懐疑派のサボナ元産業相の経済相への起用を最後まで認めず、コンテ氏が組閣断念に追い込まれた形となった。 コンテ氏との会談を終えたマッタレッラ氏は27日、テレビ演説で「経済相以外の閣僚は全て受け入れた」と述べ、経済相候補を最後まで認めなかったことを明らかにした。 コンテ氏は、連立を組むことで同意したポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」と、EUに懐疑的で反移民を掲げる右派政党「同盟」が首相候補に推薦し、閣僚の人選を巡っても両党の意向が反映された。
東芝会長に就任後、初めて記者会見に登場した車谷暢昭氏(右)=東芝本社で2018年5月15日、今沢真撮影 半導体メモリー売却決着(2) 東芝は6月1日付で半導体メモリー子会社、東芝メモリを売却する。利益の9割近くを稼いでいた半導体メモリーを売却した後、東芝はどんな会社になるのだろうか。 営業利益率1.9%と低水準 東芝は5月15日、2019年3月期の業績予想を公表した。メモリー子会社売却を想定して1年間の業績を予想したものだ。売上高は3兆6000億円、営業利益は700億円を見込む。売上高営業利益率(売上高に占める営業利益の比率)は1.9%にとどまっている。 不正会計が発覚する前の15年3月期は売上高6兆6000億円、営業利益約1700億円で、利益率は2.5%だった。もともと東芝の利益率は高くなかったが、一段と減少している。
【ソウル渋江千春】北朝鮮は16日、核問題での交渉に長く携わった金桂冠(キム・ゲグァン)第1外務次官名で談話を発表し、米朝首脳会談(6月12日)に向けた米国側の姿勢を批判したうえで、首脳会談について「改めて考慮せざるを得ない」と、中止の可能性を示唆した。また韓国に対しても16日未明、この日に予定されていた南北閣僚級会談を中止すると通知した。米韓両軍が11日に始めた定例の共同訓練「マックス・サンダー」を理由に挙げて「われわれの平和的な努力と善意に無礼な挑発で応えた」と非難しており、米朝首脳会談について楽観ムードが出ていた米韓側の虚を突き、交渉を有利に運ぶための戦術だとみられる。 金次官は「先核放棄、後補償」方式や「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」を主張している人物として、ボルトン米大統領補佐官を名指しして批判。「(ボルトン氏の)言葉に従うなら、朝米首脳会談をはじめ朝米関係の展望
付近からモモの種が見つかった纒向遺跡の大型建物跡(手前)。奥は箸墓古墳=奈良県桜井市で2018年5月14日、本社ヘリから三村政司撮影 邪馬台国の最有力候補地とされる纒向(まきむく)遺跡(奈良県桜井市)の中心的施設跡で出土した大量のモモの種について、同市纒向学研究センターが14日、放射性炭素(C14)年代測定で「西暦135~230年の間に実った可能性が高い」とする分析結果を公表した。卑弥呼(ひみこ)(248年ごろ没)の活動時期と重なる今回の年代は、土器形式から得てきた推定年代とも一致し、遺跡が邪馬台国の重要拠点だったとする「畿内説」を強める研究成果といえる。 測定したのは、09年に見つかった大型建物跡脇の穴「土坑(どこう)」から出土した約2800個のモモの種のうち15点。モモは、建物解体時に祭祀(さいし)に用いられたとみられている。
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