韓国が米国、中国、日本に先立ちロシアとビザ免除協定を締結した。経済協力開発機構(OECD)加盟国ではイスラエルとチリ、トルコに次いで4番目だ。きのう訪韓したロシアのプーチン大統領は朴槿恵(パク・クネ)大統領との首脳会談を終えた後、両国外相を通じて韓ロビザ免除協定に共同署名した。これにより早ければ来年1月1日から韓国とロシアの国民はビザなしで最長60日まで相手国に滞在できるようになる。年間約20万人にとどまっている両国間の人的交流が大幅に拡大し、観光、医療、教育、文化など多方面にわたり2国間のビジネスが活性化する起爆剤になるものと期待される。 1990年の国交正常化後に急速な増加を記録した韓ロ間の人的交流は2000年代に入り停滞していた。政治的・経済的にさまざま理由があるが、ビザが障害物として作用してきた側面も無視できない。所要時間も問題だが費用も決して簡単ではない。単数観光ビザを受けるのに