テスラのイーロン・マスク氏 Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg 米電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、サウジアラビアからの資金による株式非公開化案に対して、国家安全保障当局の承認が必要になる公算が大きい。折しも、トランプ米政権は米国の技術に対する外国からの投資に関して監督を強化している。 トランプ大統領は今週、外資による米企業買収を審査し、場合によっては阻止する権限を拡大する法案に署名した。テスラが非公開化でサウジと合意に達した場合、同法が成立して最初の事例の一つになろう。 同法の規定の多くは即時発効するわけではないが、同法の成立は、対米外国投資委員会(CFIUS)を通じて外資による米企業買収のチェックを厳しくする意向が米政権にあることを裏付けている。 マスク氏は13日にブログに投稿し、サウジの政府系ファン