Spring BootによるAPIバックエンド構築実践ガイド 第2版 何千人もの開発者が、InfoQのミニブック「Practical Guide to Building an API Back End with Spring Boot」から、Spring Bootを使ったREST API構築の基礎を学んだ。この本では、出版時に新しくリリースされたバージョンである Spring Boot 2 を使用している。しかし、Spring Boot3が最近リリースされ、重要な変...
2014年になって、ITの地殻変動がどこに起こっているのか、を考えてみる。 #ラフなメモ書き。 【1】最近感じることは、Webアプリをプログラミングするアプリケーションエンジニアよりも、サーバー基盤を構築するインフラエンジニアの方が目立つというか輝いて見える時が多い。 何故なのだろう? また、先月の日経BP主催のITアーキテクト カンファレンスでは、エンタープライズシステムの構築に携わるITアーキテクトを対象にしているが、その内容はすべて、クラウドがキーワードだった。 DOAやOOAは全く含まれていない点が衝撃だった。 ITアーキテクト カンファレンス 2013 最近の流れを見ると、アーキテクチャ設計の技術では、DOAやOOAは既に古い技術であり、クラウドが席巻しているように見える。 【2】最近のバズワードである「クラウド」には、否定的な意見を持つ人も多い。 ITの歴史の延長線上にあるだけ
毎度おなじみ、はてブのホットエントリに「SIをダメにする負のスパイラル」というタイトルのまとめが掲載された。きしだ氏とはかなり視点は違うものの、開発現場の問題点については少し思うところがあるので意見を書いてみようと思う。と言っても、以下の話の内容はデータベースアプリケーションに限定した話であり、またSIerだけに限った話ではないのでその点はご容赦頂きたい。もちろんSIer各位の案件はデータベースは必須なので、本エントリで触れる問題点には該当するだろう。 Q.なぜ炎上するのか? A.正しいデータベース設計ができていないから結論から言おう。データベースアプリケーションの開発が炎上するのは正しいデータベース設計ができていないからだ。ここでいう「正しい」とは、論理的に証明できる正しさという意味ではない。「本来こうするべき」といった意味で捉えて欲しい。 「炎上」というのは、例えばテストが通らない、バ
図1. ビジネスステークホルダーと重要な設計判断についてコミュニケーションするためのハイレベルなアーキテクチャスケッチ。 もののあいだを設計する あとになって考えてみると、このシステムのアーキテクトは「目に見える」ものに注目しすぎていたことがわかる。ユーザインターフェイス、ドメイン固有コンポーネント、データ管理、永続化、... しかし、アーキテクチャ上の問題はコンポーネント内ではなくコンポーネント間で発生していた。基盤となる技術インフラを含む他のシステムとのインターフェイスやインタラクション、インテグレーションで問題は発生した。アーキテクチャ仕様はこれらも辛うじて触れていたため、実際に問題が発生するまで、アーキテクトと開発者がそこに注目することはなかった。 これ対して、達人アーキテクトはもっと「もののあいだにあるもの」に注意を払っている。コンポーネントのあいだにあるもの、標準データ型の裏に
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