最終更新は2013.7.14です.以下でLTした資料に加筆しました. ・カーネル/VM�探検隊@TKB 2012.9.22 ・自宅ラック勉強会 2012.10.8
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が試験を行っている「ネットワークスペシャリスト」という国家資格があります。 昨日行われた、ネットワークスペシャリスト試験の午後II 問2が、まさかのOpenFlow問題でした。 午後IIは、問1(無線LAN)か問2(OpenFlow)の選択でしたが、問2を選べば午後IIの試験が丸ごとOpenFlowという状況だったようです。 ネットワークスペシャリスト 平成25年度秋期 午後II (PDF) OpenFlowがネットワークスペシャリストの試験問題として登場するとは思っていなかった人々も多かったので、一部界隈で比較的話題になっている印象です。 私も、最初は「え?マジで?嘘?」みたいな感想でした。 「OpenFlow」という単語は出てこない この問題では、「OpenFlow」という単語は一度も登場しません。 書いてあるのは「OF方式」というものです。 試験
「OpenFlow 1.3は安定バージョンとして、2012年内の新機能追加はしない」、Open Network Foundationディレクターが来日 ネットワークの構成や機能をソフトウェアで定義しようというSoftware-Defined Networkを実現する標準仕様として注目されているOpenFlow。そのOpenFlowの仕様策定を行っている標準化団体「Open Network Foundation」のエグゼクティブディレクター ダン・ピット(Dan Pitt)氏が来日、記者発表を行いました。 ピット氏が来日した主な目的は、明日から幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2012に参加するため。しかし同時にピット氏は、日本でOpenFlowが盛り上がっていることを指摘し、「私はシリコンバレーをベースにしているが、日本にも頻繁に来ているし、それは私だけではない」と、Ope
OpenFlowは、これまでネットワーク機器が個々に行っていたプロトコルの処理を、サーバ上のソフトウェアなどによって集中的に制御できる技術です。これはある意味で、これまでスイッチやルータなどの機器それぞれが備えていたインテリジェンスを不要にし、安価なボックスで代替可能にしてしまう“破壊的な技術”であると考えられています。 しかし半年ほど前からこの破壊的な技術についていろんな方から話を聞き、さらに先日の「クラウドネットワーク研究会」などでもあらためて確認したのは、OpenFlowが登場してもネットワーク機器は単なる土管にはならない、新たにファブリック機能が求められる、という方向性です。 ツリー型のトポロジーからメッシュ型へ OpenFlowやあるいはそのほかのSoftware Defined Network(SDN)の技術が普及すれば、たしかにネットワーク機器がそれぞれプロトコルを自律的に処
「ネットワーク分野での大きな革新」「旧来のネットワークの世界を劇的に変える」「回線コストだけでなく、設備コスト、運用コスト、エネルギーコストを削減する」――。これらはすべて新しいネットワーク技術「OpenFlow」を評した言葉だ。それほどOpenFlowはインパクトがあり、期待されている。 OpenFlowを熱望しているのは、とりわけ大規模なデータセンターを運用する企業だ。データセンターのサーバーやストレージは、仮想化/クラウド技術によって、アプリケーションへのリソース割り当てを動的に行えるようになった。仮想マシンの移動も自在である。 これに比べると従来のネットワークは柔軟性を欠き、構成変更の負担が重くなっている。そこに大きな不満が生じる一方で、OpenFlowに期待する声が日ごとに高まっているわけだ。OpenFlowの仕組みやメリット、技術動向に関する記事を以下にまとめた。今後のネットワ
はじめに 効率とは賢く怠けることである (作者不詳) 無精:エネルギーの総支出を減らすために、 多大な努力をするように、 あなたをかりたてる性質。 (Larry Wall) 優れたプログラマが持つハッカー気質のひとつに「無精」があります。大好きなコンピュータの前から一時も離れずにどうやってジャンクフードを手に入れるか――普通の人からするとただの横着に見えるかもしれませんが、ハッカー達にとってそれはいつでも大きな問題でした。たとえば、ハッカーの巣窟として有名なMITのAIラボにはかつて、UNIXのコマンド一発でピザをFAX注文するxpizzaコマンドが存在しました[1]。また、RFC 2325として公開されているコーヒーポットプロトコルでは、遠隔地にあるコーヒーポットのコーヒーの量を監視したり、コーヒーを自動的に淹れたりするための半分冗談のインターフェースを定義しています。 こうした「ソフ
近年、ソフトウェアやハードウェアなどのリソースをネットワーク経由で利用する形態である「クラウドコンピューティング」が流行っている。クラウドコンピューティングには、SaaS(Software as a Service)やPaaS(Platform as a Service)、IaaS(Infrastructure as a Service)などの「パブリッククラウド」や、企業毎に自社のデータセンタ上でサーバ仮想化技術を使用して、社内の部門に対して仮想サーバの貸し出しサービスを行う「プライベートクラウド」などが存在するが、複数の企業のプライベートクラウドを物理的に同じインフラ上で実現することでコスト削減を実現する「仮想プライベートクラウド」が注目されてきている。仮想プライベートクライドでは、サーバの論理分割だけでなく、ネットワークの論理分割を行い、各社のプライベートクラウド間のセキュリティを確
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