2015年4月22日のブックマーク (1件)

  • 『不穏なるものたちの存在論』 - Arisanのノート

    [rakuten:booxstore:11491834:detail] 現代韓国のすぐれた思想家であり実践家である李珍景さんが書いたこのは、訳者の影剛さんから献してもらって、私には難しいところもあったが、たいへん大きな刺激を受けながら読んだ。 以下に書いた文章は、最後にかなり長い批判の部分を含むことになったとはいえ、それだけ多くのことを考えさせる力をもった書物だということを、明かしてもいるのである。そのことを、はじめに断っておきたい。 まず第一章では、書名になっている「不穏性」という概念について語られる。 「不穏なるものたち」は、資主義社会のシステムや(「自我」や「家族」や「体制」のような)規定の制度のなかで安定して生きている者たちに、不安と「反感的共感」を引き起こす。ここで例としてあげられるのは、大規模な組織力を持たなかったにも関わらず社会全体に「不穏な」効果(影響)をもたらした

    『不穏なるものたちの存在論』 - Arisanのノート