麗山西北有温水。祭則得入、不祭則爛人肉。俗云、始皇與神女遊而忤其旨、神女唾之生瘡。始皇謝之、神女爲出温水。後人因以澆洗瘡。 (『水経注』渭水注引『三秦記』) 麗山(驪山)というと始皇帝の陵墓のあった地であるが、ここには温泉があったそうだ。 そして、そこにはこんな伝説があった。 始皇帝はここで神女と遊んで(意味深)彼女の機嫌を損ねることがあった。そうしたところ神女は謎のブレス攻撃を仕掛けてきて、始皇帝はその唾を受けたところが傷になったため、驚いてすぐ誤ったそうだ。 機嫌を直した神女は温水を生じさせてやった。おそらく、それで傷を治せということなのだろう。 後世、その温泉はちゃんと祭事を行ってからでないと入ってはならず、祭事をせずに入ると肉が爛れるという怖い温泉になっていたそうな。 私のような心の濁った者からすると、温泉を商売に使う連中が始皇帝を絡めた伝説を作ってアピールしたんじゃないか、なんて