2015年10月16日のブックマーク (2件)

  • 始皇帝印の温泉 - てぃーえすのメモ帳

    麗山西北有温水。祭則得入、不祭則爛人肉。俗云、始皇與神女遊而忤其旨、神女唾之生瘡。始皇謝之、神女爲出温水。後人因以澆洗瘡。 (『水経注』渭水注引『三秦記』) 麗山(驪山)というと始皇帝の陵墓のあった地であるが、ここには温泉があったそうだ。 そして、そこにはこんな伝説があった。 始皇帝はここで神女と遊んで(意味深)彼女の機嫌を損ねることがあった。そうしたところ神女は謎のブレス攻撃を仕掛けてきて、始皇帝はその唾を受けたところが傷になったため、驚いてすぐ誤ったそうだ。 機嫌を直した神女は温水を生じさせてやった。おそらく、それで傷を治せということなのだろう。 後世、その温泉はちゃんと祭事を行ってからでないと入ってはならず、祭事をせずに入ると肉が爛れるという怖い温泉になっていたそうな。 私のような心の濁った者からすると、温泉を商売に使う連中が始皇帝を絡めた伝説を作ってアピールしたんじゃないか、なんて

    始皇帝印の温泉 - てぃーえすのメモ帳
  • 始皇帝の不思議のダンジョン - てぃーえすのメモ帳

    昔始皇爲塚、斂天下瓌異、生殉工人、傾遠方奇寶於塚中、爲江海川瀆及列山岳之形。以沙棠沉檀爲舟楫、金銀爲鳧雁、以瑠璃雜寶爲龜魚。又於海中作玉象鯨魚、銜火珠爲星、以代膏燭、光出臺中、精靈之偉也。 昔生埋工人於塚内、至被開時皆不死。工人於塚内琢石爲龍鳳仙人之像、及作碑文辭讚。漢初發此塚、驗諸史傳、皆無列仙龍鳳之製、則知生埋匠人之所作也。後人更寫此碑文、而辭多怨酷之言、乃謂爲怨碑。史記略而不録。 (王嘉『拾遺記』) 秦の始皇帝が自分の墳墓を作る際(中国の帝王は生前に自らの墳墓を用意しておく)、金銀宝石を用いて塚の中に海や山や星を再現し、燭台に火をともし続けて明るさを保っていたという。 更に、職人を生き埋めにしてしまっていたが、何とも驚いたことに、漢初に始皇帝墓が暴かれた時(項羽によるものを指す?)、当初は無かったはずの竜や鳳凰や仙人たちの石像が作られていた。すなわち、職人たちは生き埋めにされてからも

    始皇帝の不思議のダンジョン - てぃーえすのメモ帳