川瀬貴也 「どうしてそれを研究しているのですか?」「なぜそのテーマを選んだのですか?」 この質問がいちばん苦手だった。しかし、人文系の研究をしていると、必ずこのような質問に遭うことがある。「面白そうだったから」というのは大前提なので、この質問はそういうことを聞いているのではなく、はたまた「誰もやっていないから(チャンスだと思った)」という功名心をぎらぎらさせた回答も期待していない(誰も手を付けていない、というのも大きなモティベーションの一つではあるが、「資料が少なすぎる」とか「あまり面白くない」からいままで誰も手を付けていなかっただけという危険性もあるので要注意)。 教員となったいまは、聞かれるよりも聞く側になってこの問いを学生にしているが、この質問は実は、その研究をせざるをえない、その人の「実存的」なあり方を聞いている場合が多い。だから、この質問に簡単に答えることができないのはある意
さかの原稿海 @HAUEHKA @AyahSaki 階級意識内面化系でいえば一条ゆかりはあの「のし上がり感」というか成金ぽい世界観が個人的には大好きなんですけどねwあと川原泉は女子の学歴重視でよしながふみと少し近いかな、と。清原なつのは『花図鑑』以降かなり自覚的にジェンダーや女性の抑圧を描いてるなとは思います。 2012-01-15 14:24:43 なつき@マスト丼やブルースカイ等のアカあります @sakanazuki_ntk .@summerslope さんの、「川原泉は女子の学歴重視でよしながふみと少し近いかな」という指摘は思わぬ視点で面白かった。そんな点で両者が繋がる可能性があるとは。でも確かに、川原作品に成績の良い女子はたびたび出てくる気がする。学歴はどうだったっけ。久々に読み返したいな。 2012-01-15 21:24:47
高等教育改革 その後の10年(高等教育研究 第18集) 作者: 日本高等教育学会出版社/メーカー: 玉川大学出版部発売日: 2015/06/26メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る濱中淳子「大学院改革の隘路―批判の背後にある企業人の未経験」69-87頁 社会の側の大学院を見る目は妥当なのか。本稿では、このような思い切った問いを立て、採用面接に携わってきた者の経験と意識を分析してきた。結論としてみえてきたのは、事業のグローバル展開のなかで学歴格差に直面する経験、大学院生の面接経験、あるいは評価者本人の大学時代における学習経験が乏しければ、人材としての大学院生の価値に気づくことは難しく、さらに日本においてそのような経験を有している者は少ないという実態である。結局のところ、人というのは、自分自身の経験をベースにすることでしか他人を判断することができない。だから
皆さんお好きですね、#童貞を殺す服。 各所で話題になっているみたいなので、知っている限りの「童貞を殺す服ブランド」を集めてみました。 Innocent World まずは個人的に最強の童貞キラーだと思ってるInnocent World。カジュアル分は少なめなのでこれで街を歩いている人はあんまりいないゾ。オタクな童貞は同人イベントとか行くとお目にかかれる可能性が比較的高いけど、単価が高いのでホイホイ買える年齢層はというと……ゲフンゲフン。次へ行こうか。 innocent world - Google 検索 科学館行ってきたよ✡。:* 知的っぽく、イノワのヴィルマワンピで pic.twitter.com/Y8UuGdtVPf— もきゅ (@mokyumokyuneko) June 28, 2015 Axes femme みんなだいすきAxes femme、腐女子御用達。服がかわいいから買い集め
「土星の衛星エンセラダスに地球外生命の可能性が!」という2015年3月のニュースは衝撃的だった。エンセラダスは太陽から遥か彼方の、氷の衛星。その氷の下に生命が誕生した頃の原始地球と似た海が広がり、今も熱水活動が行われているというのだ。その事実を実験により明らかにしたのが、深海のプロ集団=海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究者たちというのも興味津々。そこで「生命の起源×深海」と言えばこの方、JAMSTECの高井研さんを訪ねた。ものすごく難しい話をものすごく丁寧にお話くださった(時に「ここ、感動ポイントやで!」とあきれられつつ)インタビューを2回に分けて紹介します。後半ほど熱くなるトーク、最後までついてきてくださいね。深海へGo! 海洋研究開発機構(JAMSTEC)深海・地殻内生物圏研究分野分野長 高井研さん。「しんかい6500」実機前で。(高井さんの右側にある丸窓が研究者用窓)深海や生命
韓国はアジア有数のキリスト教国として知られている。最近の統計では、カトリック・プロテスタントを合わせた比率は約30%を占め(信仰を持つと答えた人口の約半数)、日本にも多くの韓国人宣教師が存在する。 韓国現代史を振り返ると、歴代大統領の過半数はクリスチャンであり、軍事政権下における民主化運動などの先頭に立つ牧師も多く、キリスト教は韓国現代史を語る上で欠かすことのできない存在となっている。ただ、解放後の韓国のキリスト教は、冷戦構造のもと、「反共」という国是との親和性が高い「保守的な信仰(主としてプロテスタント)」が大きな勢力を有してきたのも事実である。その「保守性」が近年悪い意味で人々の耳目を集めている。その理由は彼らの性的マイノリティー(LGBT)への対応である。以下ではいくつかの関連事件のあらましを紹介しよう。 2012年9月に、韓国の公共放送KBS傘下のバラエティー専門チャンネルKBS
激しい偏見や妨害にさらされている韓国のLGBT(性的少数者)のイベントに連帯のメッセージを送ろうと、日本のヘイトスピーチに対抗する人々が、韓国の新聞に意見広告を出した。 「嫌韓デモと戦う日本の市民は、ソウル・クィアー文化祭を積極的に支持します。 今、韓国のLGBTの人権を尊重する人々のクィアー文化祭が危機に瀕しています。 ソウル・南大門警察署とソウル地方警察庁は、イベント最終日の28日に予定されているパレードを『市民と車両の通行に持続的に不便を来す恐れがある』として集会禁止を通告しました。 しかし実際に不便を来しているのは誰でしょう? パレードを妨害する目的で、同じ日に合わせて集会を申請し、LGBTに対する虚偽の内容を広めている勢力こそ、市民に持続的に多大な不便を来しています。 現在、韓国ではLGBTに対する差別が残っています。 差別を認めない全世界の人々が皆さんを見守っています。 クィア
韓国・ソウルで今月末に予定されるLGBT(性的少数者)のパレードが、保守的キリスト教団体などの反発を受け、中止の危機にさらされている。これに「隣国の仲間を助けよう」という動きが日本で広がり始めた。呼び掛けているのはLGBTや、差別をあおるヘイトスピーチに抗議してきた人々だ。 開催が危ぶまれているのは、28日にある「コリア・クィア・フェスティバル」のパレード。自分たちの存在を知って欲しいと、LGBTの人たちがソウルの繁華街を行進する。 しかし、保守団体側がパレードと競合するルートに複数のデモを申告。ソウル地方警察庁などは「互いに妨害する恐れがある」と、パレードの禁止を通告したという。 イベントは毎年6月ごろ開かれ… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。
1921年、朝鮮咸鏡北道慶興郡慶興面、ソ連国境に近い、炭鉱で知られた朝鮮半島の北東端の地にて生まれた「彼」の実家は、小さな村の地主だった。「彼」の父親は、満州からウラジオストックに移り住み、物々交換で財を成した後、中ソ両国との三角貿易がしやすい慶興郡に移り住んだ経歴を持っている。地元では親日的な人物として知られており、「彼」の兄もまた、植民地期の朝鮮半島における警察官の地位についている。 裕福な環境の下、将来を嘱望されて育った「彼」の人生が大きく変わるのは1939年。中等学校を終えた「彼」が選んだ進学先が、朝鮮半島や内地の大学ではなく、陸軍予科士官学校であったからである。京城帝国大学予科にも同時に合格していた成績優秀な「彼」が、法曹の夢を断念して陸軍予科士官学校に進んだ理由は、父親の強い勧めがあったからだという。ちょうど朝鮮半島では前年1938年から志願兵制度も導入されており、植民地下の朝
2012年の総選挙で与党・セヌリ党から比例代表で立候補し初当選した。すると、韓国社会からの激しいバッシングや、インターネット上での人種差別的な書き込みに悩むことになった。 韓国の国語辞典では、「韓国人」を「韓国国籍を持つか、韓民族の血統と精神を持つ人」と定義している。 しかし韓国は今、外国からの移住と国際結婚が増加し、「韓国人」という言葉も再定義を迫られている。急増する農村の結婚や人口の統計を見れば、多文化家庭(国際結婚家庭)の数は間違いなく今後も増えていくだろう。増加する多文化家庭は韓国を多様性ある社会にするものであり、その過程で偏見と社会的な葛藤も生じる。 李ジャスミンさんは、フィリピンで生まれ、18歳で韓国人と結婚して韓国の地を踏んだ。韓国籍を取得し、韓国の外国人家庭や国際結婚家庭を支援する活動に従事しながら、テレビや映画にも出演していたが、2012年の総選挙で与党・セヌリ党から比例
北京で全人代、全国政治協商会議が開催されていた、3月15日のことである。香港の『明報』に、興味深い報道があった。全国政治協商会議委員であり、中国カトリック呼和浩特教区司教でもある孟青録氏が、「昨年すでに中央から、浙江省に十字架破壊の停止指示が出ている」と証言したのである。 浙江省では2014年1月頃から、「違法建築」を理由とした教会会堂や十字架の破壊が、地方政府の手で進められていた。この「三改一拆」と呼ばれた運動は、同4月に温州市の三江教会が、1000人を超えるとも言われる武装警察隊と信徒らのにらみ合いの末に破壊されたことで、海外メディアからも注目を集めるにいたる。 温州は、近代以降欧州等に多くの移民を送り出した地であり、国外との人的ネットワークが、海外の思潮、特にキリスト教流入を促してきた。「東洋のエルサレム」と呼ばれ、総人口の10数パーセントがクリスチャンであると推定されている。温州は
大阪市民の皆様、お疲れ様でした。NHKが放送している、橋下氏が政治家を引退する旨を明言する会見を見てからこれを書いております。今日の会見を見る限り、橋下氏は完全に政治家を辞める気のようですね。あそこまで言って前言撤回したら、ただの嘘つきでしょう。 住民投票を取り巻く力関係橋下氏は、自分をチャレンジャーとして描くのが上手く、今回の住民投票も、ダビデ(橋下氏)がゴライアテ(既得権益)に挑むかのように描かれることもありますが、筆者はこのような見方はあまり的を得ていないと思っています。 お金という次元で見ると、維新の党は今回の住民投票に向けて4億円以上と言われる広告宣伝費用を投入しました。大ざっぱに言って、日本人の130分の2が大阪市民なので、日本全体の規模で考えると(追記:「全国規模で換算すると」という意味です)、250億円以上の広告宣伝費用をつぎ込んだことになります。対する自民党大阪府連の広告
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