尾花高夫が横浜の新監督に就任して、ガラリとチームの雰囲気が変わった。球団OBではないため、しがらみもなく思い切った改革ができるのだろう。優勝から遠ざかり、ぬるま湯体質に慣れたチームには、うってつけの人材である。 リーグ最下位の防御率に終わった投手陣も、明るい兆しが見えてきた。エースの三浦大輔、ダイエー時代の教え子だった寺原隼人、助っ人のランドルフ、さらにはロッテから移籍した清水直行など、戦力は整いつつある。 でも先発がもうひとり必要だね、と水を向けると尾花はこう反論した。「山口俊がいるじゃない。彼は20勝できる素材だよ。今季は先発を任せるから」とキッパリと言ったのだ。理由を尋ねると「先発はタフでなければならない。山口は心身共に強いし、何より球に力があるからね」と話してくれた。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:
![尾花新監督が「20勝可能」。眠れる逸材は“恐れぬ男”。(永谷脩)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3096d0d3026121891306763f557be88440b3e8d5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F4%2F1%2F-%2Fimg_411b87182101e3363f187859fa2e70a617038.jpg)