日本では、大手出版社や印刷会社、デバイスメーカーや携帯キャリアなどが集まって提携や新サービスを発表するなど、eBook/電子書籍の話題が花盛りだ。シャープの電子書籍リーダー「GALAPAGOS(ガラパゴス)」などはその典型例だろう。こうした状況は米国でも同じで、つい今夏には米Amazon.comにおける電子書籍の売上が、紙の書籍であるハードカバーの売上を上回ったというニュースが報告されるなど、“電子書籍”に関しては一足先にトレンドがやってきている状態だ。 デバイスではAmazon.comの「Kindle」が8割近いシェアを獲得してほかを圧倒しているが、一方でSonyの「Reader」やBarnes & Nobleの「nook」などライバル陣もラインアップの拡充や積極的な値下げ攻勢で対抗しており、すでに市場競争は激烈の一途をたどっている。2010年4月にはこのような市場にAppleが「iPa
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