筆者は現在、検索エンジンマーケティング(SEM、関連記事)、特にリスティング広告運用の支援を専門の仕事としている。あえていずれかにくくるならば、「検索」の側にいるスペシャリストである。 しかし2011年から、継続的に支援しているお客様で、ソーシャルメディアの活用にも取り組む動きが活発になってきた。活用の目的や指標、コンテンツの企画、運用ルール、コミュニケーションなどを含め、お客様と一緒に試行錯誤しながら取り組んでいる。 SEMのスペシャリストでありながらソーシャルメディアにも取り組んでいるのはなぜか。企業の「検索」と「ソーシャル」双方に立ち会う現場で、実に豊かな発見があるからだ。 ビッグデータが今後のビジネス成功の鍵を握るといわれるなか、検索エンジン、ソーシャルメディアから得られるデータや気づきは、単体ではなく横断して活用することが必須になっていくだろう。 そこでこの連載では、検索エンジン